0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -218

匠の額に銃口を付けたまま、キッと睨み付けるハルの顔は
今までと違い 暗い憎しみに満ちたものに見えた



その表情に 浅葱も懐疑の表情を浮かべる

「何も・・・? 何も・・とはどういう意味だ
 お前は何を知っていると言うんだ・・・ ハル・・・・・」


「何を・・・・だと?
 この期に及んでまだシラを切るのか・・・」



じっと浅葱の顔を憎悪の目で見つめるハルが口を開く



「ジンの死の真相・・・・・・・
 そこまで言えば、さすがのお前も 良心の一つでも痛むか?
 私に懺悔でもする気になるか・・・?」


「ジンの・・・・ 死の・・・」
浅葱の体がピクンと反応する

右手で銃を構えたまま
左手が自分の心臓の上・・ 上着の胸元を掴むように握り締めた




「どういう事だ、ハル・・・
 お前はジンの最期を知っていると言うのか・・・・・?」


「ああ、知っている・・・」  鼻先で苦笑しながらハルが答える
「誰が、いつ、どこで、どんな風に殺ったか・・・・・・全てをな・・
 どうだ・・? 私が知っているとは誤算だったか?」


「誤算・・・・?  誤算とは、いったい・・・・・・」


「もう芝居はよせ、恭介・・
 愛しいタクミの前で 私に懺悔し、許しを乞うなどという惨めな姿をさらすのは嫌か?
 それとも、愛だの幸せだのとほざいていた そこの甘っちょろい男の手前もあるか?
 
 だが・・・ タクミも、お前もよく聞いておけ・・
 この浅葱恭介という男の本性を・・・」

ハルは銃口を突きつけたまま、匠とその後ろにいる深月の両方へ視線を向ける



「浅葱さんの・・・・本性?  ジンって・・・・」
深月が思わず呟いた



「ああ、この浅葱という男は 自分の利欲だけで大事な仲間を殺した
 仕事でも・・・ 私生活においても大切なパートナーだったはずの男をな」


「そんな・・・・浅葱さんはそんな事は絶対にしない!
 そんな人じゃない!!」
深月が手錠を鳴らし叫ぶ




「やはり甘いな、お前は・・・・
 私も・・・・ 私も初めはそう思っていた
 そう思うからこそ、ジンを・・・・
 私の大事な・・・たった一人の家族だった兄を、浅葱に託した
 恭介ならば、大丈夫だと・・・・・・・
 恭介なら、兄を幸せにしてくれると・・・

 だが・・ その想いは見事に裏切られた
 コイツは・・・・ 
 恭介は・・・ 自分の欲を満たす為だけに・・・ ジンを殺った・・・・・
  
 ・・・今思えば、私も甘かったな・・・・」


「兄・・・・・・って・・・」
深月が驚いたように ハルの美しく憎しみに歪んだ顔を見つめる

「ジン・・・さんが・・・・・・・・・お前の・・・」
それは その場に居る匠も
そしてハルの話をじっと押し黙って聞いていた秘書の男も同じだった





「待て、ハル!
 どういう事だ、俺は知らない
 俺は未だに、ジンの最期を知らない・・・・・・
 俺がジンを殺しただと?
 そんな馬鹿な事があるはずかない!!
 ジンは・・  ジンは何故 死んだんだ!!」



フッ・・・とハルが大きな溜息をつき呆れたように浅葱へと向き直る


「まだそんな事を・・・・・・
 ジンの死後にかけられた審議会で、お前は全て自分がやったと認めている
 その時の録画も サインされた書類も、私は見た 
 あれは偽造などでは無い、本物だ

 だが、お前は一切お咎め無し・・・
  
 何故だ・・?
 ジンを殺しておきながら・・・・ どんな取引をした!?

 今のお前は、ジンの死を踏み台にして存在するのだ 
 
 ・・・今更 私に懺悔などして貰わなくて結構だが
 最期まで お前の事を、本当に愛し信じていたジンを
 これ以上冒涜しながら一人生き延びるのはやめてもらおう・・
 潔く全て認めてここで逝け、恭介・・・・」



浅葱が小さく頭を振る・・
「違う・・・
 俺は・・・
 あの時は・・・・・・・・・・」

ハッキリしない過去の記憶をたどる様に 浅葱が声を絞り出す




刻印 -219へ続く
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440.   
こんな展開になるんですね‼︎
あー、続きが楽しみ^o^
2014-01-14 |   [ 編集 ]
441.   
コメントありがとうございます!
こんな事になってます
この展開が・・・
長くなりそうなので、お返事の続きはツイッターにて
2014-01-14 |   [ 編集 ]
442.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014-01-14 |   [ 編集 ]
443.   
いつもコメントありがとうございます!
とうとうここまで来ました
連載当初から決めていた設定・・
こんな事になってますが 最後までお付き合いくださいね!
2014-01-14 |   [ 編集 ]
444.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014-01-15 |   [ 編集 ]
445.   
いつもコメントありがとうございます!
ここにきて まさかの展開になっていますが
これは最初から決めて書いていたこと・・
これからもお付き合いくださいね!
2014-01-15 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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