0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -217

「ハル、これが匠の答えだ・・・ 匠と深月を返してもらおう」
浅葱が銃を構えたまま 一歩前へ踏み出す



「動くな・・・・」
浅葱を求め伸ばされた匠の右手を ハルが払い退け
抱いた腕に力を込め引き寄せると
「・・っ!・・・」  抱きすくめられた匠が小さな声をあげた


ハルはそのまま自分の銃を取り出し
目の前で 小さく喘ぎながら荒く呼吸をする匠の額にその銃口をピタリと付ける



「・・・!!・・・ やめろっ!!!!」
深月が叫び 繋がれたままの体を激しく揺さぶると
手錠の鎖がガチャガチャと音を立てた


「落ち着け、深月・・・・ 大丈夫だ」
一歩、また一歩とベッドへ近付いていた浅葱が
深月に声を掛け立ち止まる


「で、でも浅葱さん! こいつ、本気です!!!! 本気で匠さんを!!!」





そんな二人の様子にハルは微笑む

「そうそう、大人しくしておいた方が利口と言うものだ
 それ以上近付くと、タクミは 本当に呆気なく逝ってしまうよ?」


「ハル・・・お前に匠は撃てない・・」
深月の動揺をよそに 浅葱の声は静かだった


「どうかな・・・・
 失うぐらいなら、私の腕の中で逝かせてやるのもいい・・・」

「無理だ・・・・お前には・・・」

「フッ・・・
 私を甘くみてもらっては困る、恭介
 私はタクミの目に針を刺したのだ
 それに比べれば 引き金を引く事など容易い事・・・」


いつもの ゲームを楽しむかのようなハルの声だった





「どうして お前が匠の目を刺突したのか・・・
 その理由、自分でもわかっていないようだな」

「理由だと? たいした理由などない
 タクミの反抗的な目が気に入らなかった・・・・ただそれだけだ」

「違う・・・・ 
 お前は匠のその目で、今の自分を見られる事を無意識に嫌がったんだ」

「嫌がる? 私が? 何を言っている
 この私がいったい何を嫌がるというんだ」
ハルがフッと口元を緩め笑う




浅葱はそのハルの様子に 落胆するように大きくフゥ・・・と息を吐いた
「ハル・・・ 匠のその目、それだけ近くで見てもわからないか?」



「・・・何だと・・・?」
ハルは改めて 目の前で銃口を額にあてられたまま
じっと自分を見つめている匠の方へと視線を向ける


匠が喘ぎながらも睨む様に自分を見ていた
その反抗的な強い眼差しに 酷く嫌悪を感じる




「クソッ・・・」
眉間にしわを寄せたハルの、引き金に掛けた指に力が入る

「理由などない!
 この反抗的な目が 私をイラつかせるだけだ!」



ハルの珍しく大きな声に ずっと浅葱の行動を注視していた秘書の男も
そして老人までもが驚いたように視線を向ける

深月は ただ激しく首を振り、ハルに無言で やめろ と訴えていた




「まだわからないか
 その目でお前がイラつく理由が・・・
 それは・・・  匠のその目が ジンと同じ目だからだ・・・・ハル・・・」

「何・・・・・!?」



ハルが驚いた様に再び匠と視線を合わせる
匠の蒼茶の瞳がハルを見つめていた



「そんな・・・・・・・・」
ハルは 曖昧なモノの記憶をたどり、遠い昔を想う様な、そんな憂いの表情で
匠の瞳をじっと見つめ返す・・・ 



「お前が匠に魅かれながらも、その目で見られる事を嫌がったのは
 無意識にジンに視られていると・・・そんな気がしていたからだ
 今の自分を見られたくないとな・・・・」


「黙れ!! もし・・・・もしそうだとしても・・・・・」

ハルがゆっくりと首を振る

「そのジンを・・・・・
 大事なジンを私から奪ったのはお前だ!! ・・恭介!
 ・・・・・私が何も知らないと思うな!!」




刻印 -218へ続く
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2013-12-24 |   [ 編集 ]
437.   
いつもコメントありがとうございます
こんな中途半端で新年になりそうですm(__)m
来年もどうかお付き合いください!
2013-12-31 |   [ 編集 ]
438.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014-01-11 |   [ 編集 ]
439.   
いつもコメントありがとうございます!
そうなのです!
昨晩ついに・・・・・・なのです。。
私の方もどうしようかと・・・(笑)
2014-01-11 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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