0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -215

「こ・・・これは私の個人的なものだ・・・・
 お前に見せなきゃならん義務はない・・・
 か、、 返えせ・・・!」


目の前に差し出された端末を
咄嗟に奪い返そうと手を伸ばす男の胸ぐらを オヤジの左腕がいっそう締め上げた



「言っとくがな・・・・
 俺は気が短けぇんだ
 
 それに・・・
 精神状態の方も、自分で言うのもナンだがな・・・
 今はまっとうじゃあねぇ

 お前や 一緒に手を組んだあの男が匠に何をしたか・・・・・
 匠がどれほど苦しんだか・・・・
 匠だけじゃあねぇ・・・ 
 恭介も流も・・・・・
 他の仲間もだ

 出来ればアンタにも 匠と同じ傷を背中に負って欲しいとこだ
 が・・・
 そんな面倒な事をしなくても・・・」


オヤジの右手の銃が再び男の方へ向けられる


「銃を握って現場に出るのも久しぶりでな
 どこでどう間違って撃っちまうか、自分でも自信がねぇ・・・・」


銃口がピタリと男の こめかみに付くと、オヤジの左腕に力が入る



「や・・・・・やめ・・・・ろ・・・
 な・・何の事だか・・・・・・私は知らん・・・・
 そ・・それに・・・
 私は・・・ この組織のNO.2だぞ!
 こんなことをして・・・・タダで済むと・・・・・」



「うるせぇんだよ
 気が短けぇつってるだろうが・・」

委員長に押し付けた銃の安全装置をカチリと外す



オヤジは本気だった

その殺気をはらむ重い声に 身の危険を感じたのか委員長はゴクリと唾を飲み
「わ、わかった・・・撃つな・・・ 頼む・・・」
反射的に両手を小さくホールドアップする



上げた右手を そのままそろそろと伸ばすと
オヤジが向ける端末に 震えながらパスワードを打ち込んでいく


「言っとくが、このパスも一緒に向こうへ転送されるからな・・・」

「クッ・・」  委員長が唇を噛み締めた






暫くするとその端末にファイルが表示され始めた




右手で銃を突きつけたまま
じっとそのファイルを読み込んで行くオヤジが顔をしかめる

「おい、アンタ・・・相当、悪党だな・・・」



そこにはオヤジ達が 日々、目にしてきていた 敵対しているはずの組織の名前が並び
それらとこの男の癒着・贈収賄・裏工作・・・等々

委員長が・・・いや・・・
” この男 ” が 今、委員長と呼ばれ
ここでNO.2で成り得ている理由、証拠がそこには数多く揃っていた




「これじゃあ こっちの動きも筒抜けってヤツだ・・・
 俺達が必死に走り回っても、上手くいく訳がねぇ・・

 どれだけ汚ねぇ事をして来たんだ、アンタ・・
 今の地位も、これのおかげ・・ってか?
 そりゃあ、こんなもん 誰かに見られでもしたら、身の破滅だよなぁ
 是が非でも、持って出たい理由がわかったぜ・・」





顔をしかめ、独り言の様に呟きながらそのまま先へと読み進むオヤジの顔色が
徐々に変わり始める




「・・・・・・・・・おい・・!
 ここにあるのは・・・・
 ここに書かれている事は・・・ 本当なのか・・・・・・・・」


読んでいた端末のファイルを再び男の方に向け
緩みかけていた左腕に力を入れ、委員長を締め上げる



その項目にチラリと視線を落としただけで
「し・・・・知らん・・・・
 黙秘だ・・・・・
 そうだ、私は全てに黙秘権を行使する!」
委員長の男は開き直ったように顔を背けた





「先生、ここにある件の裏・・・・ すぐにこっちで調べます・・」
オヤジと同時にバックアップのファイルを読んでいた透から すかさず声がかかる


「ああ・・・・頼んだぞ
 これが本当なら、グズグズしちゃいられねぇ・・・・・・・」
オヤジが奥の居室へと視線を向けた




刻印 -216へ続く
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428.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-12-16 |   [ 編集 ]
429.   
いつもコメントありがとうございます!
長セリフは1・2話辺りにも確かあったはず(笑)
2013-12-20 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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