0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -205

男は暫くの間 脈打たせ、余韻に浸ってから
匠の身体からそのモノをヌルリと抜き出した

「・・・ッ・・・」
匠が小さく呻き天を仰ぐ

その脚に血の混じった生温い感覚が溢れ 伝い落ちていく・・・




ハァ・・・ハァ・・・

ハァ・・・ハァ・・・





「次は誰だ・・・・・・ 相手をして欲しいのは・・・・・・」



まだ激しく肩で息をしながら、左手でタグを握り締め
唇を震わせて呟く匠の冷たい声が響いた・・・


ゆっくりと顔を右に巡らせ、握っていた老人の手をグイと引き寄せる

「・・・・・お前か・・・・」
その鬼気迫る様子に 老人は恐れをなし目を見開く・・


「・・・い・・・・ぃや・・・・・ぃやだ・・・・私は・・・・・」
老人はブンブンと首を横に振り
必死に匠に掴まれた手を振り解いて 逃げようとする

が、もう既に感覚も薄れてきているはずの匠の右手は
何かに突き動かされるように、掴んだ老人の手を離そうとはしない・・


「離せ 離せ 離せっ・・・っ!!」
老人がわめき散らす・・



「やめろ、タクミ・・・・そんな男娼の様な 物言いは・・・・・」
ハルの冷たい声が響く


「・・匠さん・・・・・・・・・」
深月もその匠の気迫に怯んでいた


「やめて下さいっ・・! 匠さんがそんな事っ・・!!」




ハァ・・ハァ・・
ハァ・・ハァ・・・・


匠は深月の声に振り向きもせず、またひとしきり肩で息をしてから
握った老人の手の中にあった薬のアンプルを掴みとると
そのまま数本の注射器と共に グシャリと手の中で握り潰した


パリパリと薄いガラスの砕ける音が続く

砕けたガラスの破片や針と共に、数種類の薬品が匠の手の中で混ざり合い
老人からナイフを奪った時に切れていた傷口を広げ 体に沁みこんでくる



ハルはそんな匠に近付くと、乱暴に匠の身体を仰向けに返した

「んっ・・・っ!!」
呻き声を上げる匠の顔をハルはグッと持ち上げると
その瞳を睨み付ける



「お前は私のモノだ
 許可無く 勝手に身体に傷を付けるなと言ったはずだ・・」


匠の 握り締めたままの右手を取り上げ、自分の手で覆うように掴むと
上からグッと力を入れる

ハルの力で 匠の手の中に残っていた最後のガラス片が
パリンと音を立てて割れた

「・・・ンッ!」
匠は唇を噛んでハルを睨み返す



ハルはじっと匠を見つめていたが、そのままフイと横を向いた

「・・興が醒めた・・・・
 あとは館へ帰ってからだ・・・
 お前も気が済んだら 服を着ろ・・・」

匠の足元に座り込んだままの秘書の男に向かってハルが言った










透は一人奮闘していた
正確には自分の秘書と、深月の相棒のタブレットと3人で・・・だが


PCの横に置かれたタブレットの右上には目まぐるしく動く数字があった
タイムロック解除までの残り時間・・・


この数字が全てゼロになった時が勝負の時
残り時間はあとわずかだった
それまでに出来るだけ多くの扉開けなくては・・・

透は深月の組んだタブレットの出す指示を、繋いだPCで必死にこなしていく




刻印 -206へ続く
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村
↑ ランキング参加中です。クリックして頂けると励みになります m(__)m
350.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-10-27 |   [ 編集 ]
361.   
いつもコメントありがとうございます!
遅くなりましたが更新再開しようと思います!
2013-11-06 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














非公開コメントにする
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


拍手・ランキング・感想など頂けると励みになります

ツイッター @0storyRin
UP情報や裏話を呟いてます

サイトマップ・全記事表示
最新トラックバック
カテゴリ
COUNTER



にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
にほんブログ村

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

↑ ランキング参加中です
1ポチ してもらえると嬉しいです
検索フォーム
QRコード
QR