0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -198

「匠さんっっ!!!!
 僕です!! 流です!!!!」

その声に苦しげな匠がゆっくりと首を回す
「・・・・流・・・さん・・・・・」
「そうです! 匠さんっ! 良かった! 生きてて!!」



「・・・・流さん・・・っ・・」
深月の声に 匠は痛む体で反射的に起き上がろうとした
途端に 胸に当てられたままの老人のナイフの切っ先が プツリと肌を切る



「・・・ンッ!」

「ほらほら・・・急に起き上がるんじゃないよ・・・ 
 余計に血が無くなるよ・・・」
老人は じっと深月を見つめながら、ニヤニヤと笑い
その手を 再び仰向けで倒れこんだ匠の体へと伸ばし
鮮血の滲んだ胸を撫で始める



「・・・ッ・・・  流さんっ・・・ 下の・・・ 子供達は・・・・・」
そのヌルリとした手に目を背けながら 匠の苦しい声がした


「ジジィ!! 汚い手で匠さんの体に触るなっっ!!!
 匠さんっ! 下の人達は もう非難してます!
 子供達もみんな!! だから、大丈夫!!」


そう叫びながら 老人に飛び掛かろうとした深月を
後ろからスタスタと歩いてきた秘書の男が再び羽交い絞めにした


「やめろっっ!離せよっ!!」
宙に持ち上げられた深月が 足をバタつかせ抵抗する


「 ” タクミさんの体に ” ・・・か・・・・」
そんな深月の様子を見ながら ハルはクスリと笑った





匠の耳に 深月の嫌がり抵抗する声が聞えた

「その人に・・ 流さんに手を出すなっ!!!」

次の瞬間には 老人に突きつけられていたナイフは 匠はの右手の中にあった
仰向けのまま 素手で刃を握り締め、もぎ取っていた

「ひぃっ。。」 
いきなりの匠の反撃に 老人は小さく声を上げ
まるで虫のようにベッドの端までカサカサと後ずさる



奪ったナイフを胸元で握ったまま 匠はゆっくりと起き上がった
ナイフを握った手の掌から ツ。。。と血が手首へ伝う

ハァハァ・・・

ハァハァ・・・・

小さく細かい息使いで 体の痛みを凌 (しの) ぎながら
左奥へ逃げた老人の気配と 右側にある三人の気配・・・
二方へ分かれた気配に神経を集中させ、牽制する





匠の行動を面白そうに眺めながら
ハルは全くいつもと同じ・・・
いや・・いつも以上に楽しそうに笑いながら ゆっくりと後方から歩いてくると
深月の前で立ち止まる


「下の人間を逃がした・・・
 そうか・・・・ 扉を開けたのは君だったのか・・
 それほどの腕があるのなら、私の元へ来い・・
 そうすれば タクミとずっと一緒だぞ・・
 君もタクミが好きなんだろう?」 

「馬鹿なっ! 誰がお前なんかと!」

「そうか・・・タクミを奪った私は、さながら恋敵か・・・」
ハハハと声をあげて笑うハルに 深月の背筋は凍り付く




「それから・・・・・・・
 その体で、そのナイフ一本で、どうする気だ?・・・タクミ・・・

 人質を解放したと言っても・・
 残念ながら ここに飛び込んで来たのは たったの一人・・・
 それは まだ浅葱が自由になっていない証拠・・
 民間人は逃がしたが、まだ30階より上は開放出来ていない・・・・違うか?」

ハルは 男に捕らえられたままの深月の顔を覗き込む様にして言う


 
「まだまだ 山ほど人質は居るぞ・・ タクミ・・・
 そんな事をしていいのか? 
 その中には 浅葱も入っているが・・・・・・・」



ハルの声が匠に近付いて来る



言い終える時には、匠の視界にハルが入っていた



ハルはベッドへ上がると匠の側まで行き、ナイフを握る右手首を掴む

唇を噛みグッと睨み返す匠の指をゆっくりと剥がしながら
その手からナイフを奪っていく
手の掌から血が滴った

ハルは深月の方を見ながら 匠の手を取り、ペロリとその手の掌を舐めて見せる


「やめろっ・・・」
匠が手を引きながら呟いた

「どうした? まだ手・・だけだぞ?」
ハルはクスクスと笑う・・・

「お友達の前でこんな事をされるのは恥ずかしいか・・・・
 そうだな・・・ 
 どうせなら目の前で犯されてみるのも、楽しいかもしれないね・・・タクミ・・・」


ベッドの端まで逃げていた老人までが 「クククッ。。」 と喉を鳴らし笑った




刻印 -199へ続く
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328.   スパイスとわかっていても…
深月、よう言うた!よう言うてくれたっ!!

「ジジィ!!汚い手で匠さんの体に触るなっっ!」

私は嬉しいよっ ^ー^)人(^ー^ ←いや、この絵文字もどうかとは思いますが…

浅葱達の到着は!?透は!?

ハルと凛サマのクスクス笑いが木霊するぅ~(>_<)
2013-10-20 |   [ 編集 ]
331.   
いつもコメントありがとうございます
これから楽しい・・クスクス。。
2013-10-22 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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