0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -197

屈強な男に羽交い絞めにされたまま
深月は引き摺られる様にして 部屋に連れ込まれた


無造作に着ただけのYシャツから見える筋肉質な硬い腕

その腕に押さえ込まれた体が痛み
「離せっ・・!」 と 一応、怒鳴ってみる・・

が、男は返事もせず
逆に 黙れ とでも言う様に 益々、深月の体と腕を締め上げた


「だっ・・だよな! わかってるからっ・・・・!
 もおっ! ・・そんなにしなくてもっ・・・! 痛いからっ・・!」
背後の男を 一度睨み上げてから、深月は自分が入った部屋に顔を向けた


その部屋は上から見ていた以上に広く 豪華だった
「すっげ・・・」  思わず 辺りを見回す・・



床に、あの注射器らしき物が見えた
そして、少し離れた場所に 黒い軍服の上着とシャツ・・・

・・・・!! やっぱり、あれは匠さんの!!




そう思った時、続き間の奥から一人の男が現れた


バスローブを一枚纏い、静かに歩み寄ってくる
・・・女性?  ・・・一瞬そう思った

そう思わせる程 整ったエキゾチックな顔立ちに頬の傷が目立っていた
美しいだけに、その傷が残念に感じられる
そして ローブを着ていてもわかるその体つき・・



これが・・・ この男がリーダーの男だ・・
深月は直感でそう思った
その体から発するモノ全てが 凡人とはかけ離れていた



そして深月は初めて見る 目の前の男・・・ ハルの気に押され思わず息を呑む
こいつが匠さんをあんな風にした・・・・
怒りが込み上げてくる


ハルが近付くと、後ろに居た秘書の男が グイッと深月を押さえつけ
跪かせる (ひざまずかせる) ように両膝を床につけさせた
腕は相変わらず、後ろ手に捕らわれたままだ




「いらっしゃい、ネズミさん・・・・
 その顔・・・・・・ 確か・・・・
 ああ、そうだ・・・  やはり、タクミのお友達だ・・・・」
ハルは楽しそうに深月の顎に手をかけ、上を向かせると
その深月の顔をじっと見つめる・・



「な・・何・・・・・離せ・・
 た・・・匠・・・・さんは・・・・どこだ・・・」

見つめられただけで 背中に冷たいモノが走る男の狂気・・
吸い込まれそうなその目に驚きながらも 深月は必死に声を出した



ハルは深月の声も無視し、ジロジロと全身を舐める様に見つめた後
「・・・ふーーん・・・・・」
そう言って深月の顎から手を離した



「・・・たっ ・・・・匠さんは・・・どこだっ!」
ハルの手が離れ、その気から解放された深月はもう一度叫んだ


「ん? 会いたいか? タクミに・・・・」
ハルの視線が奥の部屋へと移る


その視線につられる様に、深月も奥の部屋を見た



広い部屋の一番奥 
ブラインドからの陽がわずかに射し込むその続き間の向こうに見える大きなベッド
そこに 全裸の匠が横たわっていた



「た・・・匠さんっっ!!!!」
自分を押さえ付ける男の腕から グイッと渾身の力で体を引き剥がすと
深月は転がるように 奥の部屋へ駆けていた


近付くにつれ、匠のぐったりとした姿がハッキリと見える
右手で左腕を押さえ、その体の下にあるシーツは赤く染まっている


・・・・血!!??   ま・・・・  まさか・・・・・!!

「匠さん? 匠さん??!! 匠さんっ!!!!」






「それ以上 近付くんじゃないよ・・」
転がるように駆けて来る深月に 匠の横に座っていた小さな老人の湿った声がした
その手にはナイフが握られ、それを匠の喉元へ突きつけている


あの老人は・・・ 審議会で匠さんと一緒に出て行った・・・
深月の脚がビクリと止まる

「そうそう・・ そこでじっとしてな・・
 お前さんは 触っちゃいけないよー」
酔っているのか、老人はヘラヘラと笑いながら
匠の喉をナイフで突き 胸の傷の上へと滑らせる




匠の体がその冷たさに反応したのか、ピクリと動く


「生きて・・る・・・」




刻印 -198へ続く
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322.   
ネズミちゃん、いや流がやっと辿り着いたけど…これからどーなるのか。流が来てくれた事で、今の状態を見られた匠が精神的にやられないか心配です{(-_-)}
2013-10-19 |   [ 編集 ]
323.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-10-19 |   [ 編集 ]
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2013-10-20 |   [ 編集 ]
325.   
いつもコメントありがとうございます
この部屋でのネズミさんの役割は・・・あはっ。
2013-10-20 |   [ 編集 ]
326.   
いつもコメントありがとうございます!
ハルと秘書の二人が居ては どう頑張っても深月は無力。。
2013-10-20 |   [ 編集 ]
327.   
コメントありがとうございます!!
ド素人の描く話ですが
楽しみにして頂けるととても嬉しいです!
これからもよろしくお願いします!
2013-10-20 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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