0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -189

深月は下にあった机へと飛び移った
つもりだった・・
が、 実際には側にあったイスまでもガラガラと派手になぎ倒し
床に思い切り腰をぶつけた状態で着地した

自分が思っていたよりも、体力を消耗していたらしく
着地の衝撃を支えきれなかった
膝も脚もヘタヘタと崩れ落ちる



「つぅっっ・・!・・  痛って・・・・・カッコ悪っ・・・・・・・・・・・」
「深月君! 今の音は・・・・!」
すかさず透の声がした


「ぁはは・・ 透さん、心配しすぎです・・・・痛って・・・
 ・・・ちょっと着地失敗・・・・  でも 無事到着・・・・」


強打した腰を押さえながら、やっとの事で立ち上がり
管制室のコンソールに手をつく



そこでは 色とりどりのボタンが激しく点滅を繰り返している

機能を停止しているわけでは無さそうだったが
目の前に並ぶ監視モニターはどれも真っ暗なままで
何も映し出してはいない



深月はホルダーからタブレットを外した
落ちる瞬間にも 咄嗟にかばい、横向きで着地したおかげで 異常は無さそうだ
代わりに強打した腰をさすりながらイスに座った




コンソールの上にタブレットを置くと 操作し始める

が、凍った指が全く動かない・・

まだ梯子を握るカギ状で固まったまま、指を伸ばそうとすると
手の掌の裂けた皮がピリピリと口をあけ、出血を始める

「痛っっっ・・・ったっっ・・・・!」
思わず叫んでいた



声だけしか深月の状況が想像できなかったが
全ての感情を素直に表に出す深月のその声に
透は思わず微笑んでいた

「ゆっくりでいいからと 言ってやれないのが残念だけど
 頑張れ・・ ・・深月君」

「はいはい・・  わかってますよ・・・・・・・・・
 ちょっと静かにしてて・・・・・・・っと・・・・これがこっちで・・・・」

痛む指でコンソールを叩くことに必死な深月には
もう透への 敬語など考えている暇はなかった



透は その遠慮の無い声に 「・・ん・・・・そうだな」 と微笑みながら頷く


どうせ作業に必死で 先生に連絡もしてないのだろう・・・ と
階下のオヤジ達に電話を繋ぎ、深月が無事に到着した一報を入れた

その連絡にオヤジも浅葱もホッと胸を撫で下ろす





ポタポタとコンソールに血が滴っていく
が、それさえ気にも留めず深月は必死でキーを叩き続けた


そして
「透さん、その部屋の扉 開けます・・・防火扉も開いてるはずだから
こっちへ来てくれませんか」  そう声をかけたのは 数十分ほど後だった




管制室の扉が開き透が飛び込んでくる
正面のコンソール前のイスに一人で座り
まだ作業を続けている深月の後ろ姿があった

「深月君!」
走り寄り、その姿を見て透は唖然とした
服は汚れ、顔は蒼白のまま、コンソールは血で汚れている


その声に視線を向けもせず ただ黙々とキーを打ちながら

「あ・・ はじめまして、透さん・・・・・深月です・・
 えっと、今はまだ エレベーターの解除をしてるんですが・・・
 扉も全部開けられなくて・・・・・
 なかなかこれが 強敵で・・・・・っと・・・
 これでもダメか・・・・・・
 じゃあ・・・・こっちから攻めたらイケるパターンかな・・・
 ・・・・えっと・・・今 イイトコなんで・・・・ちょっと待ってて・・・
 ・・・・話はあとで・・・・・・・」


「それは任せるが・・ 君は 大丈夫なのか・・・?」

「あ? 僕ですか・・・・・・・・
 うーーーーん、大丈夫だと思います・・・・よ? ・・・・っと・・・・
 こんなの、匠さんに比べたら・・・・・・全然・・・・・」


「また匠さんか・・・・・ 君は仲間想いなんだな」
透は深月の後ろ姿に優しく微笑んだ


「ええ・・・・匠さんは 一番大事な人です・・
 もう愛しちゃってますから・・・・ ・・それを ・・僕が傷付けてしまったし・・・・
 ・・・ってこれでもダメかー!!
 ったく・・・これ作ったヤツ尊敬しますよ・・・・
 クソッ・・・・! ダメだ・・・・タイムロックがかかってる・・・・・・」



フゥ。。と大きく息を付き、深月の手が止まる

大きく天井を見上げ ハァーーーーーーーーと背伸びをした後
「あぁっーー!」 と深月は透を振り返った



「あっ!! ・・・あの、あの・・・・すみません!
 僕・・・・ なんか 滅茶苦茶、失礼な事を言って・・・
 それに・・・えっとなんか・・・今、僕スゴイ事 言った・・・・?
 ・・・え・・  ・・あれ?・・・おっかしいなぁ・・・・・・」



大慌てでその場を取り繕う深月のそんな様子に 透はフッと笑う

「いいんだ、今は無礼講だ、そんな事は気にするな
 それより、手 見せてみろ・・・ 他に痛む所は無いのか?」


秘書に自室から持って来させた応急セットを取り出すと

「私が・・」 と、秘書の男が手を出すのを
「いい、・・・・私がやる」   透が深月の手を取った




刻印 -190へ続く
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299.   
流かっこ可愛い(*^_^*)匠への気持ちを作業に夢中になりながらサラッと言う姿、男前‼キュンッてなりました‼勝手に脳内で3Pにしちゃいましたよ‼匠をみんなで愛してあげて(≧∇≦)
2013-10-11 |   [ 編集 ]
300.   透さん
めちゃめちゃ頑張った深月を優しく手当てしてあげて下さい♪
2013-10-12 |   [ 編集 ]
301.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-10-12 |   [ 編集 ]
302.   
いつもコメントありがとうございます
素直で ちょっと?かなり?天然なのが流ですからー^^
2013-10-12 |   [ 編集 ]
303.   
いつもコメントありがとうございます
透は元医者ですから^^
ドンと任せてください♪
2013-10-12 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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