0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -187

33階のダクトはすぐに見えてきた

おやっさんには 出来るだけ各階をチェックすると言って来たが
32階で拉致した人間を33階へ監禁なんて有り得ない・・



深月はもう少し上の階まで一気に上る事にし、顔を上へ向ける

それは想像以上に冷たく 上り難い梯子のせいでもあった
こんな下の方で無駄に体力を消費する訳にはいかない



一番疑わしいのは・・・
黒幕がNO.2だと言うなら その居室がある階だ

誰が居るかもわからない 公共のスペースへ連れ込むより
僕なら、自分の部屋に・・・・


ふと、浅葱の部屋のベッドで寝ていた匠の姿を思い出した

「匠さん・・・・・」
きっとあの時も・・・・



一瞬 体が止まり、梯子に取り付いているだけの自分に気が付く

なっ・・・ 何考えてるんだ・・・こんな時に・・・
こんな、、ぼーーっとしてる暇は無い・・

そう自分自身に言い聞かせ、深月はまた登り始めた





右・左・右・左・・・
機械的な、 ずっと同じ動作の 永遠にも思える繰り返し・・
どれだけ必死に登っても、その周囲の景色は何も変わる事がない

ずっとグレー1色の無機質な壁に 銀に光るどこまでも同じピッチの梯子
何の達成感もなく、何の目印もなく 
平衡感覚さえおかしくなりそうな空間で
本当に自分は登っているのだろうかと、錯覚さえ覚えた



ハァ・・ハァ・・

ハァ・・ハァ・・


息が上がり、口で呼吸をすると
喉がヒリヒリと痛み、乾いた風のせいで 口がすぐにカラカラになった



下は・・・
下を見れば 少しでも達成感が得られるのだろうか・・・・
ここまで来たのだぞ。という・・・


下を向きかけて・・・・
東京タワーって何メートルだっけ・・・・・ふとそう考えた


そう思うと 何故か急に 笑いが込み上げてくる
乾いた喉の奥から絞り出す 乾いた失笑・・・


何をやってるんだか・・・

こんなとこで下なんて見たら、もう2度と この梯子から片手を離し
上段へ繰り出す事なんて出来なくなる

最初に見た あのコンクリートのザラついた床を思い出した
落ちたら・・ 即死・・・

今の自分の状況を冷静に思うと、もう 恐怖で下を見る事は出来なかった・・




その時だった
また強風が巻き上がる


・・・クソッ・・!!!


両腕で梯子にしがみつき、風がおさまるのを待つが
体はみるみる体温を失い、指先に力が入らなくなる


こうしているだけでも 体力は消耗し、時間もロスする
出来るだけ止まらずに行かないと・・
N0.2の居室は何階だったか・・・・



・・・・・・恐怖から逃れるように、携帯へ話しかけた

「透さん・・・・N0.2の居室って・・  何階からですか?」
だが ゴウゴウと響く風切り音で 携帯からは何も聞えない



ダメか・・・
苦しい呼吸とカラカラな喉で、既に声は出にくい
登りながら話をするのは無理だ

だったら・・・  風がある時に 黙って、登る・・・少々無理をしてでも・・
そして、風がおさまったら、もう一度 透さんと通話・・

今は少しでも上へ・・・・・・・
右手を伸ばし、また1つ上段へ手を掛ける







・・・・・・・ ズルッ!!!

握ったはずの梯子から右手が外れた




「・・・・・・んぁっっ!!!!!」




刻印 -188へ続く
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293.   
深月ピ~ンチ!
前話でおっとこ前なとこ見せたばっかりなのにっ。

変な妄想してるからよっ。(*`Д´)ノ!!!

しっかりしなさい
(°o°C=(_ _;

誰か、深月を助けて~~。

あ、私も透さん好きです♪
2013-10-09 |   [ 編集 ]
294.   
いつもコメントありがとうございます
透 人気凄し!笑
2013-10-10 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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