0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -176

老人の あのペタペタという足音・・
何度も聞いたあの嫌な音が匠の耳に響く

気配も確かにある

それは一般人と何ら変わりない・・
・・いや、それ以上に無防備でお粗末・・

ライオンの檻の中に飛び込んでしまった 飛べない鳥が
バタバタと羽音をさせている様なモノだった


だが、そんな飛べない鳥の老人の気配さえ 匠は満足に追う事が出来ずにいた




密着するほどに体を付け、右腕一本で捕らえているハルの気勢が
あまりにも大き過ぎるのである

しかも 足元にはもう一人、只ならぬ気配の男が うずくまっている・・




体の痛みも 匠の集中力を妨げ 邪魔をしていた
ほんのわずかでも こちらが先に気を乱せば
この二人のうちのどちらかに・・・  殺られる・・・・




そんな匠の緊張感と焦りを全て見抜くかの様に
ハルの楽しそうな声がした


「・・・・この距離も まだ見えないのか・・・
 先生はもうかなり近いが・・・・ どうするつもりだ?・・・・タクミ・・
 このまま じっとしていていいのか・・?」

からかう様な声だった



「先生・・・
 先生の作った薬の効果は素晴らしいですよ・・
 それに ・・・こちらの方もまだ効力はあるらしい・・・・・・・」



ハルは いきなり匠の下がったままの左腕を掴むと
グッ! と自分の脇に挟む格好で体の前方へと引き寄せた

「・・・ンッッ・・! ・・ァアッ・・!!」
痛みで思わず声を上げた

「この左腕はまだ治っていない様だな・・・・・・・」





背後からハルの首をとっている匠の方が 有利な状況に見える
だが、精神的な優位にあるのはハル・・ それは明らかだった・・



それでも匠はハルを捕らえた右腕を外そうとはしなかった
ギリギリと 徐々に強く左腕を締め付けるハルの力で
叫びそうになる程の激痛が襲う



「ほお・・・・まだ耐えるか・・・・・・これならどうかな?」
ハルは握った匠の手首を 頭上近くまで高く持ち上げると
逆手になるように捻り上げた




「ンッッ!!!・・・・んっっっぁあああッ・・・・!!」

「ん・・・ 相変わらず いい声で鳴くな・・・・タクミは・・・・・」


羽交い絞めにされたまま、ハルは喜んでいるかのようにさえ見えた

痛みで意識が遠くなる・・




「タクミ・・・・ そろそろ私に その印を見せてくれないか?
 ずっとこの日を待っていたんだ
 とりあえず、 お遊びはこれぐらいにして・・・・
 ・・・・続きはまた後だ・・・・・」


ハルは 苦痛に顔を歪める匠の左腕を掴んだまま
まるでダンスでも踊るかの様に易々とその身をかわすと
スルリと匠の背後へと回り込んだ


そのまま両腕を後ろで一緒にし、捻り上げる・・


「んんんっっぐ・っ・・・・っぁああああ・・・!!!」


匠は頭上に両腕を持ち上げられ
裸の背中を・・・ その刻印を ハルの目の前に曝け出した





腕を上げられた痛みで 益々、蛇と龍の躍動感は増していく



「・・・・・タクミ・・・・美しいよ・・・・・
 先生・・・これならご自身の最高傑作になるのではありませんか?」


老人は 二人の形勢が逆転したのを見ると
嬉しそうに匠の体に摺り寄り、背中の刻印に手を這わせた


「ええ・・ええ・・・・本当に良い出来です・・・・
 この美しい体にピッタリだ・・・
 この体で また実験できるとは、最高の幸せでございます・・・・」



「そうか ・・・それはよかった
 さて・・
 この部屋には拷問用の鎖もフックも無い・・・・
 この腕をどうしてやろうか・・・・
 ねぇ・・? タクミ・・・・・」


ハルは匠の腕を捩じ上げたまま
その背中の刻印に ゆっくりと唇をつけた・・




刻印 -177へ続く
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263.   ここにきて…
ハルにいたぶられる匠にもゾクゾクしてきちゃいました。
いやン、どうしましょう!(*v.v)。。。

もう楽しむしかない!?
2013-09-28 |   [ 編集 ]
267.   
いつもコメントありがとうございます!
ゾウゾク、ドキドキして貰えると嬉しいです!
2013-09-30 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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