0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -174

その瞬間、深月は大きく静かに
ふぅーーーーーー と息をした





「保管庫、開きました」  深月が告げる




「よし!でかしたぞーー!! 流!!!」
「ん、よくやった」
浅葱も深月の肩をポンと叩く


「はい・・・
 解除パターンは だいたい掴みました
 あとはこれさえあれば、なんとか・・・・・・」

深月はそう言って 保管庫から愛用のタブレットを取り出し
受話器を片手に持ったまま すぐに何かを打ち込みはじめた


「とりあえず、透さん
 僕のタブレットとそちらのPC、繋ぎます
 許可して、僕に全権を渡してください  ・・ 後はこっちで・・・」



深月は受話器をオヤジに差し出すと、プログラムを組み始めた


「おやっさん、 まず・・・
 病院の機器の確保、30階までの一般階の解放・・・・ここの開錠・・・・
 っと・・ その前に・・・・
 監視カメラの 逆ハッキング・・・・・・・と・・・これででいいですね
 
 監視カメラが手に入れば
 匠さんの行方も 他の階の状況も見られますよね・・・・・」


「ああ、それでいい、早いとこ頼む」
オヤジは深月の その堂々とした態度と判断を 満足そうに聞き、大きく頷いた
 


「30階までの一般階は 割と楽勝だと思います
 問題はその上・・・・・31階以上・・・・
 まだ プログラムの改ざんは続いてますから・・・・・・
 追いついて・・・・ 追い越せるか・・・・
 
 ・・・・少しでも早く、匠さんを見つけないと・・・・・」

独り言の様に言いながら 深月は手を動かし続けた





オヤジは繋がったままの受話器を耳にあてる

「透、ご苦労だったな・・」
「いえ、私は言われた通りにしただけです
 先生・・ 良い弟子をお持ちですね・・・」

透の声に 「・・ああ」 とオヤジも嬉しそうに答えたが
すぐに 「今回の黒幕、・・・あの委員長の男だろうが・・
思い当たるヤツはいないのか?」 と切り出した



「それですが、今回の審議会・・
 組織からは誰も審議委員として出席していません
 
 数人に出席要請があった様ですが
 私同様、 あの資料の 胡散 (うさん) 臭さに不信感を持った者
 それに、組織NO.1と言われる 先生のチームを審議に掛けるという事への躊躇・・
 それで全員が辞退したようです
 まともな判断が出来る人間なら、当然ですが・・」


「そういやぁ・・・・
 あの気に食わねぇ委員長以外は みんな一般人だった・・」


「やはり、そうですか・・・
 審議会は 元々、審議する側の名前は公表されませんし
 その内部の映像を見る事もできません

 本部の上層部だけでも、様々な部署の者を入れれば 百名近い者がいる
 しかも、個人の情報はお互いに知らされる事がない極秘扱い
 その中から 顔も名前もわからないたった一人を探すのは
 容易ではありません・・・・」


「ん・・・そうだな・・・・・・・・」





そのままシンと静まり返り 重い空気が漂い始める室内で 
「ホシと数字の5・・・・・・・」
無言でタブレットを操作していた深月がふと顔を上げ ポツリと呟いた


「ん? なんだ? ・・流」
オヤジが振り返る

「匠さんが部屋を出る前に、最後に伝えてきた指文字です
 ”ホシ” と ”5” ・・・」



「ホシと5・・・・・・・
 おい・・・・ それってまさか・・・・・五つ星の階級章・・」
「NO.2・・・・」
オヤジと浅葱が同時に声を上げた




「もし・・・・それが本当なら・・・・・・」  
受話器越しに二人の声を聞いた透の 無念そうな声がした



「百人は調べられなくても四人なら、私に任せてください
 それに、もしこれが事実なら・・
 本当に身内の恥だ・・・ 面汚し以外の何モノでもない
 先生・・・・・
 その男の身元が判明したら その処分、こちらに任せて頂けませんか?」



「ああ・・・その方が助かる・・
 正直なとこ・・・
 俺達は一刻も早く あのリーダーの男を捜し、匠を助けたい」


「では私もこの部屋で出来る限りやってみます
 あ・・ 一般市民の避難・誘導も 開錠出来次第こちらでやります
 先生は一ノ瀬君と、そのリーダーの男の方に専念して下さい」


「ん・・ 恩に着るよ、透」




刻印 -175へ続く
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村
↑ ランキング参加中です。クリックして頂けると励みになります m(__)m
255.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-09-26 |   [ 編集 ]
256.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-09-27 |   [ 編集 ]
258.   
いつもコメントありがとうございます!
殊勲賞モノですね^^
脇役だった深月にも頑張ってもらいましょうw
2013-09-27 |   [ 編集 ]
260.   
いつもコメント、ありがとうございます!

許してくれて、ありがとう
これからも匠さんの為に頑張ります!(深月より)
2013-09-27 |   [ 編集 ]
262.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-09-28 |   [ 編集 ]
266.   
いつもコメントありがとうございます!
喜んで頂けて嬉しいです^^
これからもよろしくお願いします!

2013-09-30 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














非公開コメントにする
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


拍手・ランキング・感想など頂けると励みになります

ツイッター @0storyRin
UP情報や裏話を呟いてます

サイトマップ・全記事表示
最新トラックバック
カテゴリ
COUNTER



にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
にほんブログ村

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

↑ ランキング参加中です
1ポチ してもらえると嬉しいです
検索フォーム
QRコード
QR