0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -168

「・・・・・・オ・・ト・・・・・コ・・・・・・
 ・・・オトコ・・!!!
 そ、そうです! 浅葱さん! あれ・・・指文字です!」

「・・! ・・・匠は・・・匠は何と言ってる! 深月!」

「あ・・・は・・・・・はいっ!!!!」





深月は両手でガラスに張り付く様にしながら、必死に匠の指を読む


「ああ・・・もう!! 人が・・・・・邪魔っ・・・・!! 退けてっ・・!
 えっと・・・えっ・・・・と・・・・・・

 オ・・・ト・・・・・コ・・ 
 セ・・イ・・・・制圧・・・・・・・」

 

「男、制圧・・・・・・
 やはり もう匠に接触しているのか・・・ クソッ!! いつの間に・・・!!!
 ・・ヤツはどこに居やがる!・・・・・ オヤジ!!!」
浅葱は 後ろの壁に立っているオヤジを振り返る



オヤジは 秘書の男が控え室を出てからずっと
壁にかかった あの旧式の電話で、どこかへ連絡をしていた



浅葱の声に オヤジはまだ受話器を持ったまま
わかった! とでもいう風に うんうんと大きく頷く





「浅葱さん・・・  ・・・ワナ・・・ビル・・・ガスカドク・・・
 ・・・コドモ・・・・イシャ・・・ 」
深月は読み取れた言葉を 浅葱に次々と伝える




制圧 は このビルのセキュリティーや 最新システムの事だろう・・
罠・ビル・ガス・毒 は文字通り、このビルに仕掛けられたモノだとして
子供・医者は何だ・・・・・?


・・・・朝の子供の事か・・・??

そう言えば、ここには保育園や病院もあると言っていた・・
ガス・毒はそこに仕掛けられた・・ と言う事なのか・・・?




「・・ああーーー! 人が邪魔で、匠さんの手が・・・・・・・」
短いワードを繋ぐ浅葱の横で 匠の指を必死に読もうとしている深月が呟く


「あの小さい爺さん、ずっと匠さんの横で・・・・・・邪魔だ・・・
 ・・・・除けてくれればもっと 見えるのに・・・!」





深月の声で何気なく顔をあげた浅葱が ガラスの向こうの匠を見た
大勢が動く中、 深月の言う通り 一人の背の低い白髪の老人だけは
ずっと匠の斜め後ろに立っている



・・・・・・白髪の・・・老人・・・・・・背の低い・・・・・



その言葉で形容される男に 浅葱は覚えがあった
オヤジのファイルで見た 背の低い男・・
あの日、燃える屋上で会った 白髪の白衣を着た老人・・


・・・!!!・・・あの医者・・・・!!??





匠の伝えた 医者 は病院の事ではなく・・・
まさしく、今 側にいるのが あの医者と言う事なのか!?



イヤ・・・だが会場に入ってすぐに、傍聴席は確認した・・・
見覚えのある顔は無かったは・・・・ず・・・・・



・・・整形・・・


そうだ・・・
オヤジの資料にあった写真は もう数十年も前の物
しかもその医者は、替え玉を仕立ててまで 一度は死亡した事になっている
表社会を追われた人間が 整形したとしても、何も不思議はない・・・




自分の背中を灼き、メスを入れた男が、側に立っている・・・
しかも たった一人で・・
まだ良く見えない視界に、その顔があったとしたら・・・
匠の恐怖と苦しさは・・・・・・・・・


「・・・・・匠っ!!!! 匠っっ!!!!!!」
浅葱は叫んでいた




それは気配だったのか・・ 匠はふと、浅葱の声を聞いた気がした・・
「浅葱さん・・・・」
思わず振り返ろうとした時、隣の老人が匠の背中をグッと押さえつける

「・・ンッ・・!!」
「振り返るんじゃないよ・・・・」





「皆様、そろそろお席へ・・・」
委員長の男の声で、匠に纏わり付いていた傍聴人達が
名残惜しそうに元の席へと引き上げていく


「さあ、行くんだよ・・」
再び老人に背中を押され、匠は台の上のシャツと上着を掴む

そのまま 席へと戻る群集に紛れ、一緒に前へと歩き出した




刻印 -169へ続く
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243.   
よしっ、いいぞ深月~!
グッジョブだ( ̄▽ ̄)b!

匠に触るなっ!
このエロひひジジィ(`Δ´)
2013-09-21 |   [ 編集 ]
245.   
いつもコメントありがとうございます!
深月もやるときはやります・・^^
2013-09-22 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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