0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -161

「これは・・・・・」 

「その仲間だ・・ この4人も後で審議会にかける
 一緒に行動したのだから当然だ
 ただ・・・現在のこの4人の待遇は見ての通りだ
 今すぐにでも・・・・・ この意味はわかるな?
 それを良く覚えておく事だ」



人質・・・・・という事か・・・
それも・・ 俺の出方次第・・・・


「わかった・・・・」  匠は拳を握り締めて小さく返事をした




モニターに映る画像は 他の傍聴人には見えないらしく
男が何の話しをしているのかさえわからない様子だった

中には数人 不思議そうな顔をする者もいたが
ほとんどの者は この匠の背中の写真についての興味で一杯だった

写真の・・・ 全裸で横たわるこの男が 今 目の前にいる男、本人なのだ
そして、軍服を美しく着たこの男の体に こんな傷があるのだという・・・・
この傷がホンモノなのか、なぜそんな事になったのか
好奇心で一杯になった野次馬の目が匠を見つめていた

 



匠の前の、 その小さな画面に何が映っているのかが わからないのは
後ろにいる浅葱達も同じだった


「匠!! どうした? 4人って・・・あいつらなのか!?
 そこに何か映ってるんだ!?  匠っ!」  オヤジが叫んだ


「うるさいと言ったはずだ
 一ノ瀬は 審議を続けてもいいと言っている
 後ろは黙っていろと、 君からも言え」


「・・・・・大丈夫です、 おやっさん・・・・」
匠は顔を上げ
正面に居るはずの男の方を睨みながら 唇を噛んでそう言った




その様子をモニターで見ながら ハルは満足そうに笑っていた
「そうだ・・ タクミ・・・・・・ 忘れさせはしない・・・
 全てを思い出し、私との事をみんなに教えてやれ・・・・
 自分は身も心も この私のモノになったのだと、 な・・・」






匠の前の画面にあの4人が映っているのは間違いなかった
しかも 彼らはかなりマズイ状態にある・・・

それを見た上で、大人しく言う事を聞くと匠は判断した・・・
ならば・・・オヤジも浅葱も今は黙って見ているしか方法がなかった

オヤジが クソッ・・と小さく呟き、そのまま黙って元の位置まで下がると
委員長の男が話を始めた


「後ろは 大人しくする気になった様だな
 では、まず・・  拉致された直後だ、どうされた?」

「どう・・・・・」



匠は 二度と思い出したくなかったあの地下室での光景を
一つずつ 記憶の中から引き摺り出そうとしていた



「気が付いた時には、鎖で両手首を縛られて、天井から吊るされていた・・・
 それから・・・リーダーの男が現れて・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・」

「・・・続けろ」

「リーダーの男に・・・いきなり唇を奪われて・・・」



その途端に会場からザワ・・とわずかな声が上がる



「えっ・・・・」
深月も思わず うつむいていた顔を上げた
背中を灼かれ、目を・・  匠が激しい拷問を受けていたのは知っていた
だが それ以上は考えもしていなかった・・・・

・・・それはいったいどういう事・・・・・??
深月は目の前に立つ匠の後ろ姿をただ見つめるしかなかった





「ほお・・・
 普通は敵を拉致し 縛り上げれば、 何かを聞き出そうと拷問するのが普通だが・・
 君は唇を奪われたと言うのか・・・・?
 しかも男同士・・・・なのにだ・・・
 君はそういう趣味なのか?」


匠はグッと唇を嚙み締めて 「いいえ・・・」 と小さく答えた




また会場中がシンと静まり返っていた
これからこの男の話す言葉を 一言一句聞き逃すまい・・・
そんな雰囲気だった




「それで? 続けろ」

「・・・上半身を裸にされ・・・・・・ナイフで胸を切られ・・・
 その後は、無数に・・・・
 抵抗すると、 殴られて・・・・・肋骨が折れた様だった・・・
 
 出血が酷くなると・・・男が、先生と呼ぶ医者が現れて・・・
 衰弱死しない様にと薬を・・・・」



「衰弱死しない様に薬・・・・ ただの捕虜としての君に やけに丁寧な扱いだな
 それは何か特別な薬でも? 麻薬でも打たれたか?」

「催淫剤だと・・ 言っていた・・・あとは輸血・・・」

「催淫剤・・・・・・普通、こういう場合は自白剤だと思うのだが
 催淫剤ねぇ・・・・・・何の為に・・? それからどうした?」



「・・・・・」
匠は目を閉じた・・・
あの光景を思い出し、多くの人の前で話さなくてはいけないのか・・・・・




刻印 -162へ続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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