0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -157

オヤジは 大きな花瓶に溢れる程の花が活けられた大理石の受け付けへ行き
そこの若い女性と話をしていた


戻ってくると
「とりあえず30階まであがって、奥のエレベーター前で待て、、だとよ」
そう言って30階まで上れる一般エレベーターに視線を向けた


匠は子供達に手を振ってバイバイをすると
オヤジ達の後に付いて歩き始める



30階で最初のエレベーターを降りると
さすがにそこは 1階のような騒がしさは無くなっていた



ここから上には 国の様々な機関が入っている
そのためか 30階は民間人よりも
色々な種類の制服を着た 職員や関係者の比率の方が多い様に見えた


本来なら、漆黒の軍服の4人は目立つのだろうが
周りには 陸・海・空・・・中には海外のさまざまな軍服姿も闊歩していて
4人もさほど違和感はない


ただ、その存在を知っている一部の者にだけは
「おい、あれは・・」  と羨望の眼差しで噂される場面はあった






廊下を進んで奥のエレベーターホールへ行く

4人がそこへ着くのとほぼ同時に
ボタンも何も無いエレベーターの扉が音も無く開いた


どうやら 先程の受付から連絡が入った  ” 31階以上の住人 ” が
自分の端末から操作しているらしい




「行動を全部 握られてるみてぇで、あまり気分のいいモンじゃねーなぁ」
オヤジが口を歪ませて呟く

「ああ・・ どうせ会話も全て拾われているだろう・・・・」



浅葱が周囲を見回すが 一見して、監視カメラの類などが何も見えないだけに
逆に 不愉快だった

どこで見てやがる・・・・・




4人が箱に乗り込むと 勝手に扉は閉まり、上昇を始める




エレベーターはすぐに32階で止まり 扉が開くと
正面に真っ直ぐ長い廊下がある


そのまま進むと 一人のスーツ姿の男が立っている
軍服姿で無いところを見ると、秘書か事務方の様だったが
その ただならない気配に 深月を除く3人が眉をひそめた




「こちらで暫く待機して下さい」
その身から放つ危険な気配とは反対に
その男は丁寧過ぎる程の身の振りで 頭を下げた




控え室らしき・・ テーブルと机だけの小部屋に通される


「ここで全ての武器等の銃火器・電子機器は預かりとさせて頂きます
 会場内には、何一つとして持ち込みは出来ません」
男は 大きな保管用の箱をテーブルに置いた


「タブレットも?」 尋ねる深月に
「はい」 とだけ答えが返る

「携帯は? 携帯まで取られると何一つ用事が出来ねぇんだがなぁーーー??」
ダメだと判りながらも オヤジは相手の反応を伺う様に
わざと大げさに聞いた


「携帯も全て出して頂きます。 急な連絡でしたら あちらを・・・」
そう言って 部屋の壁に掛けられたひどく旧式な固定電話を手で示す

「チッ・・・ また建物に似合わねぇ古風なモンを・・」  オヤジが舌打ちをした




その時、秘書の男が 匠の内ポケットから 小さな箱がのぞくのを見つける
「そちらは? 何のケースでしょうか?」

言葉は丁寧だが、やはりトゲの様な含みと 鋭さがある



「それはコイツの薬だ、医者の立場で言う
 それだけは 取り上げんでやってくれ」
オヤジは予備ケースを匠から受け取ると、その蓋を開け
中の薬をチラリと男に見せた



「・・・・・まぁ いいでしょう」
「助かるよ」
オヤジがケースを匠に返すと、匠はまた 内ポケットへとそれを仕舞う


・・・?   赤・・・?
一瞬だけ見えたそれを 浅葱は見逃さなかった・・





箱の中に 全員が全ての物を並べると
男はそのままそれを 後ろの保管庫に置き、バタンと扉を閉めた


扉の中でカチカチと何度も電子音がして 
この建物と同様の 最新システムの中に自分達の武器が取り込まれる




「これで丸腰か・・・・」 オヤジが呟いた




刻印 -158へ続く
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村
↑ ランキング参加中です。クリックして頂けると励みになります m(__)m
コメントありがとうございます。励みになります!














非公開コメントにする
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


拍手・ランキング・感想など頂けると励みになります

ツイッター @0storyRin
UP情報や裏話を呟いてます

サイトマップ・全記事表示
最新トラックバック
カテゴリ
COUNTER



にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
にほんブログ村

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

↑ ランキング参加中です
1ポチ してもらえると嬉しいです
検索フォーム
QRコード
QR