0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -155

窓の下 走る車も歩く人間も どれもオモチャの様に小さく見える
朝日が入る大きな窓の前で 一人の男がじっとその風景を見下ろしていた


やっと・・・
やっと この日が来た・・
タクミ・・・




木目調の落ち着いた壁に 品のいい最低限の家具が揃ったリビング
続き間になっている隣のベッドルームには 大きなダブルベッド

高級ホテルのスイートルームを思わせるその部屋の扉が 音も無く開いた


漆黒の軍服を着た男がズカズカと入って来ると
その後ろにピッタリと付いて入ったスーツの男が 静かに扉を閉める




「ノックも無しとは不躾な・・・」
窓の前に立つ男が振り返りもせずに言った

「ここは私の部屋だ、いちいち断る必要は無い」

「まぁ・・確かに」
クスリと嘲笑する様に 窓際の男が振り返る




「今日でカタを付けるんだろうな? ハル」
軍服の男が 冷たい目で言う


「委員長役はお前がするのか?」
聞かれた事に答えもせず ハルは質問に質問で返した




「ああ、そのつもりだ」

「そうか・・・・ それは楽しそうだな
 楽しませてもらうよ、タクミをしっかり恥しめてやってくれ・・・・
 私の手から逃げ出したお仕置きだ・・・」


「また ”タクミ” か・・・・
 タクミ、タクミ、タクミ・・・・・
 あんな若造一人が何だと言うんだ
 放っておけ・・・・
 恨みを晴らすんだろ?   最初の目的を忘れるな」




その男の言葉に ハルの表情が一瞬険しくなり、その目で軍服の男を睨み返した

「放って・・・ おけ・・・・?
 調子に乗るな
 お前に命令される覚えはない

 私は私のしたい事をする
 お前は自分の手を汚さずに居たいのだろう

 だったら私の言う通りにしていろ
 そうすれば お前の望みも果たしてやる」



「・・・・・・・!!!

 ・・・な・・・・・何をいったい・・
 何を言ってるのか 意味が・・・・わからん・・・・・・・・・」


急に口ごもりながら、軍服の男の・・・ハルから逸らした視線は
キョロキョロと忙しなく宙を動く
  
と、その彷徨う視線とは 反対に
後ろに控えるスーツ姿の男の眼光は鋭くなる・・・
その体から放つものが 一気に殺気へと変わる






その挙動を見ながら ハルはクスクスと笑い始めた

「安心しろ・・
 私はどちらの望みも叶える
 浅葱を殺り、タクミを取り戻す・・

 ちゃんと私の欲求を満たしてくれさえすれば
 お前が何を考えていようが、私には関係の無い事だ・・」



ハルの言葉を聞き、男の肩から ホッと力が抜けたのか
軍服に付けられた多くの勲章が チャラ・・と音をたてて揺れた


「な・・・・ならば・・・いい
 お前の欲求とやらも・・・・まぁ・・・いいだろう・・・
 言う通りにしてやる
 あの若造も 好きにすればいい・・・・・・」





いつ ハルに飛びかかってもおかしくない程の殺気を放っていたスーツの男を
軍服の男の右手が制止する

スーツの男は そのまま一歩下がり 軽く一礼をした

 

「感謝しますよ・・・・
 本来なら私も審議会へ出て行って 一刻も早くタクミに逢いたいのだけど
 公衆の面前では それも出来ませんからね・・
 ”貴方” なら、 タクミを上手にいたぶって
 私を満足させてくれるはずだ
 楽しみにしていますよ、委員長・・・ ”様”・・」


ハルは クスクスと笑い続けていた・・




刻印 -156へ続く
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219.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-09-07 |   [ 編集 ]
220.   
いつもコメントありがとうございます!
進みがかなり遅くなってますが
これからもよろしくお願いします
2013-09-08 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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