0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -154

次の日の朝、4人はオヤジの車に乗り込んでいた


運転席に深月
助手席にはオヤジが乗り込み、本部までの道案内をすると言う
後部座席に 匠と浅葱が並んで座っていた


全員があの漆黒の制服姿であったが
まだ上着まで着ている者は誰も居ない
オヤジと浅葱は ネクタイさえまともに結んでいなかった



「匠・・・服装、今は楽にしてろ・・・こんなモノ、あまりキッチリ着ると傷に障る」
浅葱が そう声を掛ける


オヤジも振り返った
「そうだぞー こんな重てぇモン・・  余計に熱が上がらぁな」


そう言って生地の厚く硬い軍服の上着を パンパンと手で叩いて見せた


「・・・大丈夫・・ ネクタイも少し緩めてますから・・」
そう言って匠は笑ってみせた


「そういやぁ・・・匠、薬は持っただろうな?」   オヤジが真顔になる
「はい・・・・ 予備もちゃんと」
「・・・・ん、 ならいい・・」



オヤジは前を向くと 深月に道案内を始めた




匠は膝に置いた上着の 内ポケットの中にある薬のケースを
そっと手で押さえた

4本の予備カートリッジが収められたそのケースの中に
1本だけ 赤いタグが付いている物がある


赤いタグ・・

それは今朝、部屋を出る前に 
匠がオヤジに頼み込んで出してもらった薬だった


あの地下室へ 浅葱が持って来たケースに入っていた物と同じ赤いタグ・・・
・・自ら命を終らせる事が出来る薬・・・・


「いいな、匠・・わかってるな・・・・」
それを渡す時 オヤジは、 匠の左手首に残る疵痕を両手で握り
一言だけそう言った


匠は膝の上で そのケースを握り締める






車が走り出すと オヤジはこれから向う本部の説明を始めた



「本部がある建物は80階建て・・
 5年ほど前に新しく出来た最新鋭とやらの建物に入ってる
 
 新しくなってからは俺も行った事は無ぇが・・
 1階から30階までは、 普通の公官庁の施設

 特に1階から5階は 土産物屋だレストランだと、まるで普通の観光名所だ
 ああ・・ ホールみてぇなもんもあって コンサートもあったりするそうだ


 6階から30階に 関東広域の役所関係が全部入ってる
 中には職員用の保育園や 簡単な病院もあって
 ここまでなら民間、一般人も普通に出入り出来る」




オヤジはここまで喋って 一度話を止める

いつもなら 色々と話しに入ってくる深月が
今日は 朝からほとんど話そうとしないからだった


「おい、流? どした? 気分でも悪いのか? 緊張してるのか?」
オヤジが運転している深月を覗き込んだ

「あ・・いいえ・・・・・」
それだけ言って深月はまた黙り込む・・


チラリと後ろを気にした深月と オヤジの、深月を呼ぶ声で顔を上げた匠とが
ルームミラー越しで 目を合わせた・・

と、慌てて深月は目を逸らし、匠は困惑した表情になる


そんな二人を浅葱が見ていた
 
 


「んっ! ん”っっーーーー!!」

その妙な空気を読んでか、オヤジは咳払いをすると
「おーい、説明の続きだーー」  そう言ってまた話し始める



「でだ・・・・この建物の 31階からが まぁ・・国家レベルの機関てとこだ
 一般人は入れねぇし 1階からのエレベーターも30階止まりだ

 31階以上へ行くエレベーターや 扉は全て登録された声紋か
 もしくは建物内部からの指示でのみ動く
 
 うちの組織はそこの70階から78階までだ
 もちろん 詳しい見取り図なんてモンは テロに備えて公表されてない
 幹部の執務室に個室、寝泊りできる宿泊施設・・まぁそんなもんだな・・


 今日の審議会は32階のホールだ」



そこまで一気に話すが 相変わらず深月の反応は薄い


「やれやれ・・・・」 オヤジが肩をすくめて見せた




刻印 -155へ続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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