0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -153

浅葱が部屋を出て行った後、匠は一人、腕を押さえた


鈍い痛みと言い様のない重さ・・
それは 浅葱が部屋に居る時からずっと続いていたが
その事を浅葱に告げる気にはならなかった
この程度ならまだ我慢できる・・ そう自分に言い聞かせていた

激痛ではない
ただの、重さと鈍い痛み・・

これ以上酷くなり・・ 激痛なら あのおやっさんの注射を試せばいい・・
そう思っていた

それでも・・・ 嫌な、、感覚・・・
思わず左腕を押さえ込む様にキツく握った






その時、部屋の扉が静かに開く気配がした

一瞬、浅葱が戻って来てくれたのかと思う
が、その気配は浅葱ではなかった・・


・・・・流さん・・?


いつもなら 声を掛けてから入ってくる深月だった

だが、今はただ静かに 扉だけが開いた
どんなに目を凝らしても 到底、扉までの距離は見えない
だが気配は確かに深月・・



「・・・・流・・・・さん? どうしたんですか・・・・こんな、夜中・・・・・・」
そう言いかけ、匠が体を起こそうとした時だった・・

その気配は部屋を進み、起き上がりかけていた匠の体を押し倒す・・


・・・・・・・んっっ!!!!・・・ 


一瞬 何が起きたのか わからなかった・・
深月は匠の両足の上に跨ると 顔の両脇に ドン! と腕を付き覆い被さる

いきなり体の上に乗られ 匠はその衝撃に体を硬直させる


「・・・・!!!!    ・な・・・・何・・!? ・・・流・・さ・・  いったい・・・」


すぐ目の前に 深月の顔があった

暗い室内、ハッキリしない視力・・
だがその深月の・・ 自分を見る目だけは、匠にも見えていた


そこに居るのは いつもの明るい深月ではなく
激しい感情を表に出した 一人の男だった


声を上げれば すぐに誰かが来てくれる・・
だが、匠は深月の真意が理解出来ず、、動けずにいた


「流・・・・さんっ・・・いったい・・・どうしたんですかっ・・・」
匠は深月を退かせようと、できるだけ声を小さくして名前を呼ぶ・・
押さえ付けられた背中の傷が トクトクと脈打ち始める




だが深月は匠の声に返事もせず
ただじっと匠を見つめていたかと思うと、その顔を近付ける・・


「・・!!・・・   や・・・いやだっ・・・・・  ・・流さんっっ・・・」
匠は顔を背け、
相手の胸を突っ張る様に、両手で のしかかる深月を押し返そうとした

深月は動きを止めると、自分の胸にあてられた匠の手を強く握り締め
再び顔を寄せる 


「いやっ・・・・いやだっっ ・・・流さん ・・・・やめっ・・・・」
匠が握られた手を振り解こうとすると その手は ベッドに押さえつけられる


「・・痛っ・・  ・・・流さん・・・どう・・・して・・・・・」
「どうして・・・・・・・・?」 深月がポツリと呟いた



その深月の唇が 強引に匠に触れた

「・・・んっ!!!」


口を塞がれ、声にならない
その攻撃的な感覚は あの男と似ていた・・


 ”・・・・いやだ・・・・やめて・・・・・・・”

体を捩り抵抗した時だった
深月に強く押さえ込まれた腕に、またズキリと鈍い痛みが襲う

「・・んっっ・・くっ・・!!!」
必死に首を振ってその唇を振り解く



唇を離されると、深月は 匠の胸まであった布団を いきなり剥ぎ取った

匠の裸の上半身が露になる
そのまま その体に唇で触れようと、体を下へとさげていく・・


「やめてくださいっ・・・・・・・・流さんっ・・・おねがいっ・・・」
抵抗する体に再び痛みが襲う・・

「くっ・・・・っっんっぁ・・!!」

深月に乗られている脚は全く動かせなかったが 
その痛みで反射的に体を仰け反らせた



匠の裸の胸が 目の前で仰け反る・・・・
痛みに耐え呻く匠の声・・・・



ハァ・・ハァ・・

ハァ・・ハァ・・・


自分の下で 組み伏せた匠が苦しそうに息をしながら こちらを見ていた・・・




「・・・ぁ・・・・・・・・・・」


深月はハッと我に返ると 慌てて匠の体を解放し 「 す・・・・すみま・・・・」
そう言って、走って部屋を出て行った



ハァ・・  ハァ・・・

ハァ・・  ハァ・・・


匠は茫然と ただ荒い呼吸を繰り返すだけだった
扉が閉まると一気に体から力が抜け落ちる
腕は痛んだまま、心臓はドキドキと震えていた



・・・流・・・さん・・・・・・・・






深月は部屋に走りかえった後
ひどい自己嫌悪と 自分への怒りに襲われていた

どうして・・・  どうしてあんな事を・・・・・・
自分でも理解できなかった・・

もう・・・匠さんに嫌われたに違いない・・
なんて事を・・・・・・・・・・





そのまま 一睡も出来ずに夜が明けた・・




刻印 -154へ続く
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215.   
流の荒々しい一面にうっかりドキドキしちゃいました(◎ ´ Å ` ◎)匠の腕と精神面が心配ですが、匠が流を拒否るのはしないと思いたいです。審議会…ど、どーなるのか( ̄O ̄;)
2013-09-05 |   [ 編集 ]
216.   
いつもコメントありがとうございます!
うっかり ドキドキ・・ありがとうございますw
2013-09-06 |   [ 編集 ]
217.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-09-06 |   [ 編集 ]
218.   
いつもコメントありがとうございます!
この暴走も明日の糧に・・・??
2013-09-06 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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