0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -145

「おやっさん、あの人は?」

「ん? 見ての通り、この病院の副院長だよ」

「こんな大きな病院の方と知り合いなら、匠さんをここへ運んでも・・」

「あいつは 俺達の仕事を知らねぇんだ
 俺はただ、昔の関係者で・・ 今はどこかで開業医でもしてると、、そう思ってる
 だから、お前もそのつもりでな
 匠の事は、考えはしたが・・・さすがにあの傷は、常識じゃあ考えられねぇしな・・」

「それでさっき 名刺も要らないって・・・?」

「ああ、俺達の部屋にあいつの名刺なんぞあってみろ
 何か事が起きた時に、この病院まで危険にさらす事になる・・
 ・・・・・・ 行くぞ、流」





そう言って またエレベーターに乗り込む




次に入ったのは病院の医薬品庫だった


1つ手前の入り口に
かなりベテランな域に入ったと思われる年齢の女性が一人座って居たが
オヤジの顔を見ると丁寧に会釈をした


その前を通り 頑丈な鍵が付いている扉を開ける
副院長が 鍵を開けておくと言ったのはここだったらしい



廊下にあった 2段式のキャスター付きワゴンを押して オヤジは中に入ると
ずらりと並んだ医薬品を次々とそのワゴンへ乗せていく


「ここで薬を・・・・」 
巨大な部屋の膨大な医薬品や備品に驚きながら
深月はただオヤジの後ろを付いて歩いた


オヤジが乗せる薬や備品は
今朝、深月が部屋で取り出した鎮痛剤や鎮静剤など、見慣れた物もあったが
中には初めて見るようなケースもいくつかある



「これでOKだ、 流、 帰るぞ」
そう言ってオヤジが振り向いた時には、ワゴンは ほぼ一杯になっていた



またあの中年・・・・  ベテラン女性の前を 今度はワゴンを押して出る
女性は今度も何も言わずに、静かに頭を下げた




地下の駐車場へ戻ると オヤジは車にあったケースにその薬を積み替え
「さあ・・帰ろう、 匠が待ってる」
そう言って また車を走らせた





マンションに戻ったのは もう午後になっていた

部屋に戻ると浅葱が玄関まで出迎え
駐車場からケースに分けられた薬を 部屋へ運び入れるのを手伝った




「匠は?」
オヤジが薬を運びながら浅葱に聞く

「1時間ほど前に起きた、まだ横になってるが 落ち着いてる様だ」
「そうか・・
 おい、流、  ・・そのケースだけ リビングへ置いてくれ」


深月が抱えて入ってきたケースを見てオヤジが言う

「これですか? はい」
深月はそのケースをリビングまで運び、テーブルの上に下ろした




オヤジと浅葱は 温度管理が必要な物だけ手早く棚へ片付けていく
空きが目立つようになっていた棚が
またビッシリと一杯になった




「それから、 匠が起きられる様なら、リビングへ連れてきてくれ」
深月にオヤジが声をかける



深月は 匠の部屋の前まで行き、ノックしかけるが・・ 手を止めた
そのまま通り過ぎて 浅葱の部屋の前で  「匠さん・・?」  声を掛ける
中から  「はい」  と匠の声がして
深月の胸がチクリと痛む




扉を開けると、匠が起き上がろうとしていた
目を覚ました時に浅葱が着替えさせたのか、 匠はもう服を着ている


「起きられますか? おやっさんがリビングへ・・って」
「ああ・・ うん、大丈夫・・  ありがとう」
そう言って深月に笑顔を見せる

その笑顔に深月は癒されながら・・・喜びながら・・・
・・・・そして 苦しかった・・




二人がリビングへ戻ると
オヤジは今 運び込んだばかりのケースを開けようとしている所だった


深月が匠をいつものソファへ座らせる
左隣に深月が座り、 匠の右横へ浅葱が立つ

これがいつもの位置だった

オヤジが三人の正面に座った




刻印 -146へ続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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