0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -141

自室に入ると、浅葱は壁際の大きなベッドに匠を下ろした


「浅葱さんの・・・匂いがする・・・」
目を閉じたまま、匠が安心した様に呟いた



浅葱も匠の隣に体を置く

「・・ほら・・・匠、こっちへ・・・」
いつもの様に、匠を膝へ上げようとすると
「腕枕・・・・が・・・・ いい・・・・」  匠が小さな声で言った



「・・ったく・・・・・
 わかった・・・・腕枕してやるから、少し寝ろ・・・」
笑う様な浅葱の声がして 匠の頭の下へ 浅葱の腕が差し込まれる



匠は 浅葱の腕に体を任せると ゆっくりと左腕を浅葱の体に抱き付けた



「体・・痛くないか・・?」
「少し・・・」

「匠・・・・・・」



名前だけを呼ばれ、先が続かない声に 匠がふと顔を上げる
目の前に 自分を見つめる浅葱の顔があった

それは・・体を合わせている時とは違う いつもの真剣な浅葱の表情に戻っていて
匠の言葉も自然に敬語になる・・


「・・・何・・・・ですか・・?」


「匠・・・この先、何があっても お前は俺と一緒だ・・・・
 絶対に離さない・・・・ 俺が守る・・」




この先・・何があっても・・・
それは あの男への ・・・・「必ず奪い返す」 への返事だった




「・・・俺は・・ ずっと浅葱さんだけのものです・・・
 ・・・・”この先、何があっても・・・・” 」


真っ直ぐに浅葱の目を見つめる

浅葱が匠の唇に軽く触れた・・


匠は安心した様に目を閉じ、ゆっくりとした呼吸を繰り返す
「おやすみ・・」 浅葱の声が遠くなっていった・・



穏やかな落ち着いた匠の寝息が聞こえ始めると
匠のその熱い体を抱き締めて 浅葱も目を閉じた






どれほどの時間が経ったのか・・
ふと人の気配で浅葱が目を覚ます


自分達の家とはいえ、
こんなにも無防備で深く眠った事はなかったかもしれない・・
匠はまだ浅葱の体に寄り添ったまま眠っている


自分を抱くようにして眠っている匠の腕をそっと下ろし
頭の下から自分の腕を抜くと、浅葱はリビングへと向った





そこにはいつもの様にPCに向うオヤジの姿があった
リビングへ入ってきた浅葱に気が付き、オヤジが振り向いた



「どうだ・・?  匠の様子は・・・」
「ああ・・・・ 今は落ち着いて眠ってる・・」
「そうか・・・ 」

「深月は・・・・?」
「さっきまで、匠とアイスを食べると言ってたが・・・・
 今日はもう いくら待っても、匠は部屋から出て来ねぇぞって言ったら
 諦めて部屋へ引き上げたみてぇだ」





浅葱と匠の間に何があったのか、
そんな事は何も聞かずに オヤジは世間話でもするように答えた




「・・・なぁ・・・オヤジ・・・・・・」
自分のやり方が はたして正しかったのかどうか・・・・そう思っていた・・・

浅葱がソファに腰を下ろし、そう言い掛けると


「恭介・・・お前が迷ってどうするよ・・
 お前が迷えば、匠も迷う・・
 お前達二人が良いと思えば、それでいいんだ・・・・
 世の中には これが正解なんてものは無ぇんだから・・・
 匠は今、安心して眠ってる・・・それで良いんじゃねーか? 恭介・・」



浅葱は黙ってその言葉を聞いていたが
フゥッ・・・・・と一つ息を吐いた


・・・いつもこのオヤジには助けられてばかりだ・・・・・




「後で・・・匠が起きたら、傷を診てやってくれないか・・」
「ん? ああ、わかった・・・・お前も疲れてんだろ・・・少し寝ろ・・・」

「俺は、大丈夫だ・・・
 こんなにゆっくりと眠ったのは久しぶりだ・・・・」

「匠も・・・きっとそうだろうよ・・」
オヤジの優しい顔があった



「大丈夫なら・・・・」
優しい顔とは反対に その声は緊張したものに変わる

その声に 浅葱もいつもの表情へと戻っていた

「審議会、来週辺りになりそうだ」




刻印 -142へ続く
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2013-08-24 |   [ 編集 ]
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2013-08-24 |   [ 編集 ]
190.   
いつもコメントありがとうございます!
やっと二人が1つになれました
この先、何があるかは・・・ですが^^;
2013-08-25 |   [ 編集 ]
191.   
いつもコメントありがとうございます!
お体の方は大丈夫でしょうか!?
萌熱なら大歓迎なのですが(笑)
気をつけてくださいね ><

2013-08-25 |   [ 編集 ]
192.   
いつもコメントありがとうございます!
こちらも、今日も雨ですが、
被害等も無く無事です^^


2013-08-25 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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