0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -125

いつもは ここまでだった・・

いつもはここで 無意識に目を逸らした・・





だが今日は・・
その背中に ゆっくりと・・・ 朝のあの映像が重なり始めていた
ユラユラと揺れながら 蜃気楼の様に・・



それは徐々にハッキリと浮かび上がってくる

視界に入るシャワールームの壁や床は まだモノクロだったが
その体だけは 恐ろしく鮮明な色を持ち、匠の目の痛みを増長させていく



・・・目を逸らすな・・・
そう自分に言い聞かせ 痛みを振り払う様に、頭を振って目を細めた



「・・・んっ・・」
重なりダブって見えていたモノが 焦点を合わせ
揺らめきが止まると そこには自分の龍が居た



肩から腰付近にまであるそれは 蛇と絡み合い
お互いを喰い尽す様に交わっていた
その姿は 血を流しながらあの男を受け入れた自分・・


自分と、あの男との行為そのままだ・・・・




これを・・・
今まで俺は みんなに平然と見せていた・・・


初めて 医務室で見られた時、皆が絶句した事を思い出す
あれからは皆の優しさで リビングでも シャツを着ないでいる事も多くなった


そんな姿でも・・・  あの流さんでさえ、今では何も言わず
普通に明るく接してくれる・・



これを目の前に ・・・話したり・・・笑ったり・・・・







クスクスと笑っていたあの男の顔が・・そしてその体が目の前に浮かぶ


ほら・・タクミ・・・・もっと・・もっとだ・・・・
・・・声をだせ・・・・タクミ・・
ここに私のモノを 受け入れろ・・・
自分でイけ・・・
タクミ・・・・・よがってるのか・・・
舌を出すんだ・・タクミ・・
足を開け・・・・・



タクミ・・・・タクミ・・・・

・・・タクミ・・・・タクミ・・・・・・・・

頭の中で あの男の声が幾重にも響き始めていた
最初はまだ小さかったその声は じわじわと頭一杯に広がり
耳鳴りの様な不快感を伴って 匠の神経を覆っていく




・・・ハァ・・・・・ハァ・・・・・


・・・ハァ・・・・・ハァ・・・・・



苦しくなり シャワーに片手を掛け 体を支える



そのままズキズキと痛む腹部を押さえた
この痛みは・・  あの男・・・・・
俺の中に・・ ここに・・・  ずっとあの男が居る・・・・






シャワーのレバーを引いて 思い切り頭から水を掛けた


ずぶ濡れになりながら、このまま全ての記憶や・・あの男の穢れ (けがれ) が 
流れてしまえば良いのに、と思う・・・・


背中も胸も 体中の傷がビリビリと痛み
息が続かなくなり、余計に苦しさに喘いだ



立って居られなくなり、床に座り込む・・
それでも 頭から水を流し続けた



悔しかった・・
自分自身にも・・・あの男にも・・

全て・・消えろ・・




刻印 -126へ続く
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村
↑ ランキング参加中です。クリックして頂けると励みになります m(__)m
コメントありがとうございます。励みになります!














非公開コメントにする
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


拍手・ランキング・感想など頂けると励みになります

ツイッター @0storyRin
UP情報や裏話を呟いてます

サイトマップ・全記事表示
最新トラックバック
カテゴリ
COUNTER



にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
にほんブログ村

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

↑ ランキング参加中です
1ポチ してもらえると嬉しいです
検索フォーム
QRコード
QR