0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -124

その日の午後、リハビリのメニューを終えると
匠はオヤジに 「シャワー、行ってもいいですか?」 と切り出した


出血や痛みが少なく、オヤジの許可が下りれば シャワーは許されていた
が、万が一の事も考え オヤジはいつも 自分の時間が空いている時という条件で
OKを出していた


「ん? ああ、そうだな、 行っていいぞ」



午前中は 例の審議会の話で落ち着かない部屋だったが
今は、匠も含め 全員が平静に戻っているように見えていた




「だが、出血が酷かったり、痛む・・・」

「痛む様なら、すぐに出て来い・・・・・・ ・・・ですよね
 それ、もう何度も聞きました」
匠がクスリと笑う様に オヤジの口調を真似をしてみせる


「それに・・ あの地下室では・・すぐに水を掛けられました
 痛むのは慣れてます」


その声に ソファに座っていた浅葱が 怪訝そうに顔を上げた

今まで、匠の方から進んで あの地下室で・・・と
当時の出来事を話した事は 一度もなかった





「じゃあ・・・・」

そう言って匠がシャワールームへ歩いていく




その後を浅葱が追った


匠は浅葱の気配に 「いつもすみません・・」 と言う

腕がまだ自由に動かせない匠は
シャツの脱ぎ着には苦慮していた

匠が自分でボタンを外すと、後ろから浅葱がシャツを脱がせる
この一連の行動も 最近ではよくある事だった



「匠・・・・」
浅葱が後ろから声をかける
目の前には、あの匠の背中があった・・

返事をしない匠に浅葱が続ける

「無理を・・・するなよ・・・」

「・・・・・・」






長い沈黙の後、 匠が一言 「・・・はい」 とだけ答えた





浅葱が脱衣室から出ると
中でガチャと シャワールームの扉が閉まる音がする




浅葱はその場を動けなかった
匠は自分の傷と・・・そしてあの男を ”消化” しようとしているのでは・・・
そんな気がしていた

じっと閉じられた扉を見つめる

中で今、匠が何を思っているのか・・・・








匠は一人、シャワールームの中にある大きな鏡の前に背を向けて立っていた

一度目を閉じてから・・
振り返り、その鏡を見つめる



・・・ンッ・・・!
ズキッ・・と頭を刺す様な目の痛みに襲われながら
それでも目を細め、鏡を睨みつけた





・・・そこにはいつもと同じ モノクロで霞んだ自分の体が映っていた




刻印 -125へ続く
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126.   
こんばんは。
動けるようになってから?は匠も浅葱に付き添われながらシャワーはしてたんですね。石鹸とかシャンプーは傷にしみるから使えないのかな?
でも頭が痒くなると、それはそれで相当苦痛な気も。洗面台を美容院のシャンプー台みたいにして、浅葱にシャンプーしてもらってるのかな?
シャンプーにこだわってすみません。
2013-08-08 |   [ 編集 ]
127.   
いつもコメントありがとうございます
衣食住の細部をなかなかお見せする機会はありませんが
いろいろと想像してもらえればと思います^^
2013-08-09 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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