0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -121

画面に大きく映し出された匠の写真・・・

しかもそれは あの地下室での写真だった

薄暗い部屋の金属の台の上、ライトを浴びる様に照らされているのは
全裸でうつ伏せに横たわる匠の姿・・・・
そして背中の蛇と龍・・


 

思わず4人が息を呑んだ




匠は声も出せず、ただ それ を映し出す画面を見つめていた
心臓がドキドキと脈打ち、体が震える・・・・


客観的に自分の姿を見たのは初めてだった
思い出したくも無い・・  あの地下での自分の姿・・・・


そして何よりも 背中の刻印・・

視力が回復しきっていない今、
匠はまだ 自分の背中の傷をハッキリと見た事がなかった
シャワー室でも、その鏡に映る自分の姿は いつもモノクロで
ぼんやりと霞んでいた




それが今、鮮明な画像となって目の前に突きつけられていた

これが俺の体・・・・・・




目を伏せ、その画面・・ 一点を見つめ微動だにしない匠に気が付くと
浅葱は初めて動いた

スッと匠の後ろへ回り テーブルの下で 何も言わず匠の手を握り締めた
その匠の手は 動揺し震え・・呼吸もわずかに乱れている


浅葱が 匠を部屋の外へ出そうと手を引くが
匠は ゆっくりと首を振るだけで動こうとはしなかった



今まで、一番肝心な部分から逃げていたのだと 思い知らされる
正直、見たくも聞きたくもない・・ 

でも もう逃げてはいられないのだと・・・・







「どうして・・・・・・・・」  
やっと一言、 部屋の静寂を破ってオヤジが呟く



「ですよね・・・こんなショッキングな写真が ここにある事自体が不自然だ・・
 これを入手できるのは  こんな物を作った・・・・

 ・・・・失礼・・・・
 こんな物と言うのは・・・ 一ノ瀬君に失礼な発言だったね

 そこに居るんだろ? 
 今回の件の当事者なんだから・・
 ついでに・・  ここに名前が連なっている深月君・・
 この4人が今の先生のチーム・・・」




「話を続けろ・・ 透・・・」
余計な事だ、と言わんばかりのオヤジの低い声がした



「そうですね・・・
 こんな写真を撮れるのは、当事者のみ
 
 これがどこで撮られたのか、私にはわかりませんが
 先生は再三の出頭要請に  一ノ瀬君の体調が回復してから・・と回答しておられる
 と、言う事は、一ノ瀬君が勝手に外でこんな物を見せて歩く訳もない・・
 
 そのあるはずの無い写真がこうして添付され・・
 今回の出席予定者全員に配られた・・・」



「配られた・・・?
 20人以上がこの写真を既に手にしたと言うのか?!」



「確実ではありませんが・・・たぶん・・・
 私と同じ物を受け取っているなら・・・」






・・20人以上・・・
それだけの人間が、既に自分のこの姿を・・この体を見ている・・・・


浅葱に握られた手に力が入る
思わず目を閉じたが、その瞳の裏には あの映像が・・
自分の背中を這う淫猥な映像が 残像の様に付き纏う

苦しかった・・
息が出来なくなっていく・・




刻印 -122へ続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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