0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -116

匠は そのまま右腕だけで浅葱を抱き締め 離さなかった


「匠・・・腕を離せ・・
 体の向きを変えないと、ずっと仰向けでは背中が痛むぞ・・・」

浅葱がそう言っても 匠は苦しそうな息遣いのまま首を振るだけで
一向に腕を解こうとしない

それでも時折 痛みに呻く・・




「仕方がないな・・・・」

諦める様に浅葱は溜息を付くと 
「上がるぞ・・」   そう一言だけ言い 
自分の体を支える右手はそのまま 匠のベッドへと上がる
 

そして匠に跨る様にして 自分の体の下へ置き、覆い被さった

空いている左腕を 匠の肩の下へと滑り込ませると
匠の体を抱き、わずかに持ち上げる



「俺が体を支える・・お前は腕の力を抜け・・・」


背中を持ち上げられ スッと溜まった熱と痛みが抜けると
体が軽くなる

いつも痛みから自分を救い上げてくれるのは 浅葱の腕だった







苦しそうな呼吸と、痛みに呻く声が 徐々に小さくなっていく





「・・・浅葱・・さん・・・・・・・・」

しばらくして匠の声がした
背中に回したままの匠の右腕に わずかに力が入る


「どうした・・・? もう話せるか?
 無理しなくていいぞ・・・・」

その声に匠がゆっくりと頷く
が、まだ背中に回した腕を解こうとはしない




「浅葱さん・・・・俺の・・・わがままを・・・・ごめん・・・・・・」
自分が銃口を向けた事に・・
不測の事態が起きていたかもしれない事への謝罪だった


「俺がさせた事だ・・・  無茶をさせて悪かった・・・」


その言葉にわずかに首を振りながら
息が苦しいのか一度大きく息を吸い込んでから
匠がゆっくりと話しはじめた





「・・・浅葱さんの側に・・  居たかった・・・」

「ああ・・ わかってる  だからいつも・・・・・・」

「違う・・・ そう・・・・・・・  じゃない・・・・」
匠が首を振る



「側に・・・居るのは・・・・ ただ・・・浅葱さんの腕の中で
 一方的に・・・・ 守られてるだけじゃなくて・・・
 ・・・隣に・・   一緒に隣に立ちたい・・
 庇護されるだけの自分は・・・  嫌だ・・・・」


そう言って正面の浅葱の顔を見つめる


「まだ、何も出来ないのは・・・・わかってる・・・
 だけど・・・・浅葱さんの隣にいるのは・・ 
 流さんじゃなくて・・・・   ・・俺で・・・いたかった・・・・」


背中のシャツを握る手に力が入り
真っ直ぐに浅葱を見る匠の瞳に涙が溜まっていく



数日前・・ 自分と深月が 仕事の打ち合わせをしていた時の
あの不可解な匠の行動を思い出していた



・・そんな事を・・・思っていたのか・・・・

浅葱はただ 匠は体が動かない事を 焦っているだけなのだと思っていた

だが、その匠の言葉の中には 小さな嫉妬の様な物が見えていた





「匠・・・・・」

思わず 強く匠を抱きしめる・・
初めて正面から 自分に見せた匠の涙・・・
そして嫉妬・・



胸が苦しくなり 熱いモノが込み上げてくる
そのまま匠を抱き寄せ、唇を塞いでいた




刻印 -117へ続く
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110.   可愛すぎますっ
匠が可愛すぎて萌えました
☆o(≧▽≦)o☆
2013-07-30 |   [ 編集 ]
111.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-07-30 |   [ 編集 ]
112.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-07-31 |   [ 編集 ]
113.   
maoさま
いつもコメントありがとうございます!
萌えて頂けるのが一番嬉しいですw
2013-07-31 |   [ 編集 ]
114.   
r・・さま
いつもコメントありがとうございます!
これからもう一歩展開しますw
2013-07-31 |   [ 編集 ]
115.   
n・・さま
コメントありがとうございます!
なかなか話が進みませんが
これからもよろしくお願いしますw
2013-07-31 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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