0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -119

「まさか 本当に透 (トオル) か!?」

「ええ!」

「何年ぶりだ・・・・お前が高校生の時だから・・・・まぁ何でもいい!
 元気そうで良かった!」


側で見ていた浅葱も 相手が怪しい者では無さそうな事にホッとする




「やっと先生を見つけましたよ!」

「もう先生って言うな」  オヤジが照れくさそうに笑う

「先生は先生です
 家庭教師をして頂いたのは・・ 
 あれは先生が医大生で・・私が大学受験の時ですよね・・
 本当に懐かしい・・・
 
 ・・・・・・で・・側にいるのは・・・・君が浅葱君・・・・・・・・だね」

そう言われて浅葱に緊張の色が走る





どこで誰と一緒にチームを組んで居るか
それは誰にも知られているはずが無い事だった
まして 医者になったはずの かつての教え子が・・



「・・・どういう事だ・・?」  ・・オヤジの声も低くなる

「驚かせてしまいましたね・・・これです」
そう言って男が一枚の紙を画面に映す

「これは・・・」

それは あの聴聞・審議会の呼び出し用紙だった




「お前、本当にこの組織に・・こっちへ入ったのか・・」  

「ええ・・・先生を追いかけて来たんです
 なのに どこまで上がっても先生は見つからなかった」

「だろうな・・・
 ここでは組織内とはいえ、個人の情報は易々とは漏れない」

「おかげで気が付いたらこれです」



男が側にあった漆黒の上着の肩に付けられた 階級章を見せる
そこには5つの星が連なっていた


「それは・・・・五人いる NO.2の階級章・・・」

「はい、今ではこの中の一人ですよ・・」

画面の男は照れくさそうな、そして少し面倒臭そうな顔をして見せた





「この上は組織 NO.1ただ一人・・・
 ここまで上がっても先生が居ないから
 もしかしたら先生がNO.1なんじゃないかとさえ思ってました・・
 まさか、まだ少将だなんて・・」



「俺は旧式の軍隊みてぇな階級なんかに興味は無ぇんだ
 気の合う仲間と楽しくやれりゃあいい」
オヤジが皮肉っぽく笑う



「言われる通りです・・・
 この組織はまるで 遠い昔の帝国遺産
 この恥ずかしげもない軍服といい階級といい・・・
 まぁ、それだけの歴史があるんでしょうが・・
 
 それでも先生らしいですね
 一生懸命 先生を追いかけて上がってきた私が馬鹿らしい」
そう言って男も笑った







「・・・・・で?
 まさか 昔話をしに探した訳じゃないだろう?
 その呼び出し用紙・・」

オヤジの顔から笑みが消え、険しささえ漂わせる顔つきに変る





「ええ・・・今回の審議会、私にも出席要請がありまして・・
 それで先生の名前を見つけたんです
 これが無ければ、永久に見つけられなかった」


「だが・・個人的に関わりがある者が選ばれる事はないはずだろ?」
オヤジが不振そうに画面を見る


「確かに・・  でも私と先生の繋がりは 30年近い昔・・
 まだ私が高校生の頃ですからね・・・
 さすがにそこまでは 調べがつかなかったのでしょう・・」


「ふん・・・それも落ち度だな・・・・・それで・・?」


「正直、驚きました
 まさが先生程の人が 審議会にかけられるなんて・・・
 それで、気になって 少々調べた訳です」




男の表情が変わる


「単刀直入に申し上げて・・ この一件
 ・・おかしいと・・・・そう思うのは
 私の間違いではありませんよね? ・・・先生・・」




オヤジはまだこの男の真偽が図れずに黙っていた

いくら昔馴染みの人間とは言え、組織の内部・・
しかもかなり上に 今回の敵がいるのは間違いない

この 透 が違うとは言い切れない

うかつな事を言えば、恭介や流・・そしてまた匠にまで危険が及ぶ





そんなオヤジの表情を見ながら男が続ける

「お返事は頂けない様ですね・・・ 
 それが賢明です、先生

 ここからは私一人が勝手に話します
 先生は聞いていてください」




刻印 -120へ続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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