0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -105

浅葱が外出先から部屋に戻ると、リビングのソファに匠が座っていた

「おかえりなさい」
匠の声に 浅葱の表情が穏やかになる


「こんな格好で・・・・すみません」
そう言う匠は 上半身が裸のままだった




「シャツ・・・ 羽織るって言ったんですけど・・・深月さんが・・・」

「シャツなんて着たら、傷が痛みますよ
 部屋にいる時ぐらい楽にしていればいいんですって・・」

あれほど怖がっていた匠の傷も 
リハビリのの手伝いをするうちに 深月は普通に見られる様になっていた


そして匠自身も この家の中だけでなら
自分の背中を曝 (さら) け出せていた
勿論 それは、仕方なく・・だったが・・・




「俺は何でも構わんが・・・・もう こっちでいいのか・・?」
リハビリが始まり、また出血を繰り返す様になってから
匠はまたずっと医務室で過ごしていた


匠に尋ねたつもりだったが また深月が返事をする
「今日は出血が少なかったんですよ! ・・・ね!
 それに医務室なんかじゃ、良くなりませんよ、 あんな暗くて何もない所・・」



言われて見ればリビング中 色とりどりの風船が飛んでいる
「で? 何なんだ・・・? これは・・・・・」


「流が 匠の視力回復のトレーニングにって、買って来たんだ」
オヤジが、飛び交う風船に半ば呆れた様にしながら 肩をすくめてみせた


「やっと少しでも見えるようになったんだから・・!
 でもずっとモノクロでもダメでしょ・・? 
 色ですよ! 色!
 あ、そうそう!! もう1つ プレゼントがあるんです!」


深月は袋から 柔らかいゴムボールを取り出す


「これをこう・・握ってー・・・ 握力も回復です!」
そう言ってボールの1つを 匠の手に握らせる


「あまり匠を疲れさせるなよ・・ 深月」


リハビリだけでも疲れているはずの匠を心配になるが
オヤジが側にいる
何も言わずに呆れている所をみれば、まだ大丈夫なのだろう



「ありがとう・・・深月さん」
匠がボールを受け取りながら礼を言うと
突然、 「あの・・」 と、深月が改まった


しかも言い難そうに匠に切り出す
「あの・・・ 匠・・さん・・・・
 前から思ってたんですが・・・ その・・・・・・」


「・・・・・何??・・・深月さん・・・・」


「その・・ 深月さんって・・・呼ぶの・・・・
 出来れば・・・やめて・・・
 流 とか 深月 とか・・・・そう呼んで貰えると嬉しいんですけど・・・」

まるで初恋の相手に告白でもするかの様に
深月は真っ赤になってそう言った


何事かと思って聞いていたオヤジが思わず吹き出した




「あ・・・じゃあ・・・えっと・・・・流・・さん。 ・・・で・・」

「はい!! ありがとうございます!」

深月は満面の笑みで匠を見つめる




匠がリビングに居るのが嬉しいのか、名前を呼んで貰える事が嬉しいのか
深月はかなりハイテンションだった


「そうだ・・! 匠さん、指文字とかしたことあります?
 あれは指の運動にいいと思うんですよ!

 それに、ただ意味無く指を動かすだけよりいいですよ!
 手話は腕全部使うけど 指文字なら50音できるし・・
 あ・・ 数字は簡単なんです!」


そう言うと いきなり匠の左手をとり
「これが1で・・・これが・・2・・」
そう言って匠の指を伸ばしたり曲げたりし始めた



「・・・・・・痛ッ・・・・・」
急に腕と指を動かされ、左腕に痛みが襲う
匠が顔をしかめた


「深月・・・!」 浅葱の声が飛ぶ





腕にはまだ全く力が入らなかったが、
わずかに肩を上げる程度は出来る様になっていた

だが 時折襲うこの左腕の激痛は続いたままだ・・




「すみません! 痛かったですか?! 急にやりすぎました!」

「あ・・大丈夫です・・・・流さん・・」

「匠、疲れたらすぐに休むんだぞ・・
 それに流もだ、  ほどほどで匠を開放してやれ」
オヤジが釘をさした


「・・・はーい・・・・・・」 
しょんぼりと 元気の無い深月の声だった


「あ・・・でも、プレゼント、嬉しかった・・・ありがとう」
匠が慌てて慰める



「じゃあ・・・俺とオヤジからもプレゼントがある・・・匠・・」




刻印 -106へ続く
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90.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-07-19 |   [ 編集 ]
91.   
こちらこそコメントありがとうございます!
長々と続いていますが、戻ってきて頂けて嬉しいです^^
これからも匠達4人にお付き合いくださいね!
2013-07-19 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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