0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

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刻印 -90

浅葱の車がマンションの駐車場へ戻って来る
匠は呼吸の荒いまま目を閉じ、ぐったりとシートに体を預けていた



「匠・・家、着いたぞ・・・」
助手席のドアを開けて浅葱が声をかける

匠が顔を上げた
「・・・家・・・?」
「ああ、そうだ」
「・・・・家・・・・・・・・・・」



浅葱が匠のシートベルトを外し 抱きかかえ様とすると
その手を 匠の指が抑えた


「歩いて・・・出て行った・・・・んですから・・・・
 抱えられて  帰ったら・・・怒られます・・」 

「そうだな・・・ 帰ったらまず深月に謝れ
 それから、オヤジに怒鳴られろ」






浅葱が部屋のドアを開けると
待っていたオヤジと深月がリビングから走って来る


入り口に 匠が立っていた
その後ろに浅葱が 付き添う様にして匠を支えている



「匠っ!!!」  オヤジが怒鳴る
いつもデカイ声が 一際大きかった

「・・・すみ・・ません・・・・心配・・かけました」
必死で呼吸を整えながら 匠が頭を下げた


「バカヤローが!! 本当に・・心配かけやがってぇ・・・!!」
オヤジの大きな声が響く・・
が、それは 怒鳴ると言うには優し過ぎる声だった



だが、本来なら真っ先に聞えそうな深月の声がしなかった
・・気配はあるのに・・

「・・・深月・・・・さん・・・・・?」
匠が呼んでも返事がない


困惑したような表情を見せる匠に
浅葱が  「深月は お前の目の前で泣いている・・」  そう耳元で囁いた



「・・あの・・・・・深月・・・さん・・・・・・・
 ・・泣かせて・・・・心配かけて・・・ 本当に・・すみませ・・・・・」

「匠さんっ・・・・・!!!
 匠さんっ! 匠さんっっ!! 匠さんっっ・・・!!
 心配したんですからっ!! 本当に 無事でよかったっ・・・!」

匠が言い終わるか、終らないかのうちに
深月は匠の胸に飛び込んでいた


んっ・・・!

受ける匠の胸に 衝撃が来る・・
浅葱に支えられて かろうじて立っていた匠は 深月を受け止めきれず
よろめき、そのままグラリと後ろに倒れかかった

それを 二人一緒に浅葱が抱き止める


「何やってる! 深月! お前はまったく!」

怒鳴る浅葱に 「すみません!!」 焦って深月が謝るのが聞こえる



そんな声が 匠には何故か嬉しかった
微笑んでいる自分に気が付く・・


・・・・ここは家・・・・ そしてみんな 大事な人達・・






・・・・・匠は そのまま膝から崩れる様に倒れ込んだ












気が付くとそこはベッドの上だった

でもそれは 冷たい金属でもなく、診察用の台でもない
たぶん・・自分の部屋の、自分のベッド・・

そして、いつもの様に抱きかかえてくれている 浅葱の膝と腕の感覚・・




体はまだ燃える様に熱かった
痛みは、治まるどころか悪化していた

体中を激痛が襲う
あれだけの馬鹿をしたんだ・・自業自得だ・・・・と自分に言い聞かせる


それでも 少しでも眠れたのは
こうやって背中を守る様に抱いていてくれる浅葱のおかげだった




・・浅葱の静かな寝息が聞こえた

自分を抱いたまま、浅葱は座った姿勢で眠っているらしい

その浅葱の胸に耳をあてると
静かで、規則正しい呼吸と鼓動が聞こえた
その音は 匠を安心させる音だった



側にあった浅葱の手にそっと指を重ねる・・・


「・・んっ・・ ・・・起きたのか・・・?」  

「あ、・・すみま・・・せん・・・・起こして・・・しまって・・・・」



慌てて指を引こうとする匠の手を 浅葱が握り止めた




開けられたままの部屋の扉から 廊下の明かりが漏れている
自分の手に重ねられた匠の手は 傷だらけだった


「指がボロボロだ・・」
薄明かりで見える匠の手を見ながら、浅葱が言う


「・・ずっと・・壁に擦って・・歩いてました・・から・・」

「・・これ以上、自分で自分を傷つけるな」


そう言うと浅葱は匠の指を握り返した




刻印 -91へ続く
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-07-04 |   [ 編集 ]
61.   
いつもコメントありがとうございます
2013-07-05 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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