0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

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刻印 -86

・・・匠・・・・ 匠っ・・・・!


自分を呼ぶ声・・
浅葱さんの・・・・声・・・・・・・・・



掴まれていた腕が乱暴に離され
動かない腕が そのままの力でパタンと地面に落ちる

「・・ンックッ・・!・・」
痛みと苦しさで上体を支えられなくなり
地面に倒れこんだ



意識の向こうで男たちの悲鳴と、バタバタと遠ざかって行く足音がした










ずっと誰かが 自分の肩をさすっている・・
耳の横で 心臓の鼓動が聞こえる・・・


「・・んっ・・・っ・・・」

息を吸う・・体中が痛む・・が 息苦しさはわずかに楽になっていた

「気が付いたか」
浅葱の声がすぐ側で聞こえた


周囲から聞こえる雑踏は まだあの路地だった





「浅葱・・さん・・・・・どうして・・ここが・・・」

「俺の飼ってる情報屋をなめるな」

「情報屋・・・・・」


やはり そちら側の世界の話しなんだ・・・と思った
自分はこういう世界にいる・・・



「さすが・・・・・ウラの人・・・ですね・・・
 ・・・・・どこへ逃げても・・・・すぐ・・見つかる・・・」


その皮肉った匠の言葉に 浅葱が目を細めた


・・・パンッ!


浅葱に叩かれ、匠の頬に軽い痛みが走る

「・・・ッッ・・・・・」

「オヤジや深月がどれだけ心配したと思っている・・!!
 そんな体で・・・ 何故こんな無茶なことをする!!」





・・何故・・・・・

そう聞かれ、今まで溜めこんできた多くの感情・・
思い出すだけでも狂いそうになるほどの感情が 一気に込み上げる

胸が一杯になった

・・・・だが それは、何1つ 言葉として表に出る事は無かった


今にも爆発しそうなその思いを 匠は再び体の中に閉じ込めた
辛い や 悔しい ・・
まして 痛い や 怖い は・・・ どうしても言えなかった


匠は黙ったまま ただ唇を噛み 
正面に居るはずの浅葱から顔を背けた







「・・・・・匠・・・・声を・・・・出せ・・・」


その声に匠が顔を上げる


「お前は・・・いつも声を殺す・・
 お前は・・・いつも・・・・我慢して呻くだけで声をあげない・・・
 俺は・・・ お前の本当の声が聞きたい・・」


匠の表情が驚く・・・・・
だが ゆっくりと首を振った・・・・



「今のお前は弱い・・
 あんな高校生にさえ勝てやしない
 だったら・・・ 今はそれを認めろ
 そうしないと、お前が壊れてしまう・・・・前へは進めない
 認めて、素直に・・・・  
 声を上げて助けを・・・・・   俺を・・呼べ
 俺は・・いつでも・・・ずっと側に居ると言ったはずだ・・・」


それでも、匠は黙って首を振った・・



そんな匠を 浅葱はじっと見つめていた



そして浅葱は立ち上がると
何も言わず、匠を抱き上げた


「・・嫌だ・・・・・・離して・・・・・歩け・・・ます・・」
匠の声に耳も貸さず、浅葱は匠を抱いたまま大通りへ出て行く


また街の喧騒が聞こえ始める

男が男を抱き上げ通りを歩いていた
それは少なからずも人目を引く
背の高い浅葱なら 尚更だった


あちこちから 自分達を見てひやかす声が聞こえた
中には黄色い歓声を上げる人や
ヒューヒューと口笛を鳴らす輩もいた

「あ・・・浅葱・・さん・・下ろして・・・みんなが・・見てる・・・」
そう訴えたが
浅葱は  「構わん」  と一言答えただけだった



浅葱はそのまま 人ごみの中を平然と歩き
通りに止めた自分の車の助手席に 匠を下ろした


「シートにもたれるのは辛いか・・・」
独り言の様にそう言うと、いつも匠が寝ていたように
足を抱えさせて シートに横向きに置く
「肩なら まだマシだろう・・・あとは我慢しろ」

そう言って そのままシートベルトで固定された


「浅葱・・さん・・・・・・」
ドンッと扉が閉められる
匠の言う事など 聞き入れてもらえる様子ではなかった




運転席に乗り込むと 浅葱はオヤジに連絡を入れた
「匠を見つけた・・・・もうしばらく走って帰る」

「走るって・・・どこへ・・・」

「黙って乗ってろ」


車が走り出した・・




刻印 -87へ続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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