0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -10

・・ドォオオオーーーーン!



激しい爆発音と同時に浅葱の体は飛ばされ
壁に激突して落ちていた



「・・っ・・!」



匠が 「自分が行く」 そう言って走り出した瞬間・・・・
いや、もっと正確に言えば、背後でピシリ。 と音がした瞬間には
”爆発する!” ・・・ 直感でそう思った


咄嗟にガードの姿勢をとった

ガードしていなければ、すでに自分の心臓は停止していたかもしれない



が、利き腕の右手をかばったせいで、左腕を傷(や)られていた
指先からポタポタと血が落ちる




「くそっっっ!」
浅葱は血の滴る左腕で 崩れ残った壁を思い切り殴っていた


その怒りは 傷を負わされたからではなく
匠を止められなかった自分への怒りだった




とにかく、匠を探さなければ・・・・



手早く装備を確認する
幸い銃も通信機器もまだ使えそうだった


「オヤジ! 俺だ!」
「おっ!待ってたぜー。 首尾はどんな具合だぁ?」

任務完了の一報を待っていたオヤジの、待ち侘びた声が聞こえた


「すまん。 ヘマをした。 爆発だ。 手配頼む」
「お前がヘマ?
 ・・・・珍しいな・・・・ わかった、後始末は任せとけ
 で? お前達の方は大丈夫なのか?」



「・・・・・俺はどうでもいい・・・・匠を探す」
一瞬の間の後、浅葱が答える


「探す・・?!」


オヤジはその一言で 事態を全て理解していた


「どうでもって・・・ 
 とりあえず一度戻って来い! お前もどこか傷られたんだろ」
「俺はいい、それより匠の発信機は・・・・!」



今、浅葱が知りたい情報は1つだった




「坊ヤの発信機は、数分前まで移動してた・・・」 

「移動・・? 数分前まで・・? ・・・・確実に移動はしていたんだな!?」

「あぁ、確かに移動していた
 発信機が壊れてねぇって事は・・・
 それは坊ヤが  ”爆死” は してねぇって事だ・・
 自分の意思で動いたか、そうでないかは・・・・ わからねぇがな・・・・」

「途中で発信が途絶えた。 ・・・と言うなら・・・・・後者だ」

「まぁ、そういうことだな・・・」



2人の結論は同じ 【最悪の状況】 だった



「くそっ・・!  で、どっちへ行った!? すぐに追いかける!!」

「おい! ちったぁ冷静になれ、お前らしくない」

「匠がヤツ等に拉致られたんだぞ!
 これが冷静で居られるか!!!  いいから早く匠の・・・・」

「バカヤローが!!! 恭介っ!!!!!」




久しぶりのオヤジの怒鳴り声にハッと我に返った



「お前が焦るのはわかる
 だがな、ヤツ等が坊ヤを殺らずに拉致したって事たぁ、目的は1つ・・・・ お前だ

 それが判っていて、一人で のこのこと出て行ってどうする
 こうなった以上 人員を増やし、万全の体制で救出する
 指揮を執るお前が冷静でなくてどうする」


「・・・・・・・」


判っていた・・・・そんな事は百も承知だった


「全ては一旦戻ってからだ、いいな?」
「・・・・・・・・・・・・・一度・・戻る」
 


もう一度、壁を思い切り殴った
 
 



外に出ると通報で駆けつけた警察車両、消防車両が集まり始めていた




刻印 -11へ続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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