0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

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刻印 -82

深月は匠の部屋から着替えを持って戻って来た


「・・手伝って・・・・・・・・もらって・・・いいですか・・・・・」

「はい・・!」 


匠の力になれる・・・
そう思うと深月は嬉しかった


「起こして・・もらえると・・・・腕が・・・まだ・・・
 自分じゃ・・・できなくて・・・・・
 できれば・・・・着替えも・・・・・・・・すみません・・」


そう言う匠に 深月は喜んで手を貸した





深月に抱き起こされると激しい眩暈が襲った

ずっと寝たままだった匠は 平衡感覚が掴めずグラリと上体が揺れる
全ての感覚が狂い 上下左右無く部屋が回り始める


「匠さん・・・・ だ・・大丈夫ですか・・・?」

「大・・丈夫・・・」

ベッドに腰かけ、揺れる体を まだ力の入らない手で必死に支えた





深月は 匠の背中を見ないようにしながらシャツを羽織らせ ボタンを留める

”見せるか見せないかは、匠の戦い”
そう言ったオヤジの言葉を思い出していた
匠さんがいいって言うまでは、見ちゃいけない・・・・そう思っていた






着替えが終っても、匠は しばらくじっとしたまま動けなかった
苦しかった・・
シャツがあたる背中も酷く痛む・・・・

深月には悟られない様に 必死で呼吸を整える






「・・・外・・・ 行き・・・・ませんか・・・」
暫くして匠が言った


「そんな・・・!  無理ですよ・・・ いきなり外なんて・・」

「・・・外の空気が・・ 吸いたい・・・・・んだ・・・・・
 ずっと部屋の中だったから・・・・」





ずっと部屋の中・・・・・

長い間 薄暗いあの部屋に監禁されていた匠が
外に出たいと思うのは 当然の事なのかもしれない


深月は少し考えていたが
「・・・ん・・ わかりました
 でも、ほんの少しだけですよ?
 僕もちょっと準備してきますから、少しだけ待っててください」

そう言って深月が部屋を出て行った







深月の気配が消えると、匠は一人 ベッドの端を握りながら・・ 立ち上がる・・

膝に力が入らず ガクンと体が揺れ倒れそうになったが
壁に体があたり、かろうじて倒れずに体を支えた

「・・ンッ!・・・」
体中に痛みが走る

そのまま壁を伝い、廊下を歩き・・  一人で玄関を出て行った・・・











そしてエレベーターの前まで来て立ち止まる

出てきたものの、何も見えない闇の中で 腕も動かない
身動きが取れず どうしていいか迷っていた


体も酷く重い・・
思う様にいう事をきかない体に苛立った
壁に寄り掛かかり必死に肩で息をする




後ろから人の気配がした

「あの・・ 大丈夫ですか? どこか具合でも・・・」
女性の声・・


「いえ・・・大丈夫です・・・・・・」
そう答える匠の足に 何かが触れた


「・・・何?」
いきなりの事に驚き、思わず声を出していた


「え・・・ うちの娘ですが・・・・ 何か・・・」
匠の言動をいぶかしむ声だった





「すみません・・・・・目が悪いので・・よく見えなくて・・・
 この辺りを・・・知りたくて・・・
 できれば・・ 1階まで連れて行ってもらえると・・・・」

怪しまれまいと、必死で平静を装い一気に話した



途端に 女性の声は一転した
「まぁ・・ それは大変ですね!
 じゃあ・・ 下まで・・・
 どこか行きたい場所があったら ご案内しますよ」






どこに行きたい という意思がある訳ではなかった
何かを考えていた訳でもない
ただ・・・・  あの部屋の優しさが辛かった

誰も自分を知らない場所へ・・・・
声が出せる場所・・・・・  叫びたかった・・・・・





「広い・・ 所へ・・・」

「広い・・・??
 これから娘と公園に行くんですが、そこでも?」
 
「お願いします・・・」


女の子が嬉しそうに声を上げて匠の指を握った




刻印 -83へ続く
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-06-26 |   [ 編集 ]
47.   
いつもコメントありがとうございます!
励みになります!
2013-06-26 |   [ 編集 ]
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2013-06-26 |   [ 編集 ]
49.   
いつもコメントありがとうございます!
頑張って続きを書いています!
2013-06-26 |   [ 編集 ]
50.   
いつも楽しみにしています!
これからも素敵な小説をおねがいします!!!
大ファンです!!!
2013-06-27 |   [ 編集 ]
51.   
はな様
コメントありがとうございます!
楽しみにして頂いて とても嬉しいです!
そして・・ファンだなんて・・照れてしまいます。。。
頑張って書きますね!
2013-06-27 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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